腫瘍学コース医学専攻・医科学専攻・ゲノム医学国際連携専攻

概要

系統的演習と実習により、基礎腫瘍学の概念と基本的技術を十全に習得させるとともに、多様な臓器における臨床・腫瘍学の最新の知識と研究の動向を理解させ、これらの総合的理解に基づき基礎および臨床腫瘍学関連分野における独自の研究を展開しうる広い視点と技術をもった人材の養成をはかる。

構成

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分野名等 教授 准教授 講師 助教 実習項目
腫瘍生物学 ◎小川誠司 牧島秀樹 佐伯龍之介
越智陽太郎
1
病態生物医学 松田道行 2
病理診断学 羽賀博典 2
免疫細胞生物学 吉富啓之 1
分子細胞情報学 岩田 想 1
分子腫瘍学 藤田恭之 1
分子遺伝学 篠原隆司 1
放射線遺伝学 1
疾患ゲノム疫学 松田文彦 1
血液内科学 ○高折晃史 白川康太郎 3
消化器内科学 妹尾 浩 3
皮膚科学 椛島健治 3
腫瘍内科学 武藤 学 松原淳一 横山顕礼 吉岡正博 3
発達小児科学 滝田順子 平松英文 加藤 格 3
放射線腫瘍学・画像応用治療学 溝脇尚志 松尾幸憲 吉村通央 3
消化管外科学 河田健二 角田 茂 久森重夫 3
肝胆膵・移植外科 3
乳腺外科学 鈴木栄治 3
婦人科学・産科学 万代昌紀 濱西潤三 3
泌尿器科学 小林 恭 赤松秀輔 後藤崇之 佐野剛視
北 悠希
住吉崇幸
3
呼吸器外科学 伊達洋至 毛受暁史 3
脳神経外科学 宮本 享 荒川芳輝 丹治正大 3
輸血医学 3
地域ネットワーク医療部 近藤祥司 1
薬剤疫学 川上浩司 堀部智久 1
(医生)生体分子設計学 開 祐司 1
iPS細胞研究所
増殖分化機構研究部門
戸口田淳也 3
粒子線腫瘍学 鈴木 実 3
iPS細胞研究所
未来生命科学開拓部門
山中伸弥
川口義弥
1
iPS細胞研究所
臨床応用研究部門
江藤浩之 1
メディカルイノベーションセンター(悪性制御研究ラボ) 1
先制医療・生活習慣病 研究センター 大橋真也(特定)
リアルワールドデータ 研究開発講座 松本繁巳(特定)
人間健康科学系専攻 峰晴陽平 1
  • ◎:オーガナイザー   〇:サブオーガナイザー
  • アシスタント・コーディネーター:

内容

医科学専攻修士課程

月例ミーティング及び合宿に参加し、「研究計画及び研究活動」を研究の背景説明とともに発表する。オーガナイザーは研究計画の評価をして、演習(4単位)・実習(2単位)の単位認定を決定する。またM2での修論審査会は、腫瘍学コース内で実施される。

医科学専攻博士後期課程、医学専攻博士課程

月例ミーティングおよび合宿の出席状況により演習(4単位)の単位認定を行う。2回生以降で実施される中間審査にて学位研究の進捗について発表を行い、実習(2単位)の単位認定を行う。

① 演習:4単位
  1. 基礎腫瘍学概論
  2. 腫瘍学の基礎と臨床
  3. 腫瘍形成と病態
  4. 腫瘍学最新の研究と臨床応用
② 実習:2単位(中間審査に合格することで取得する)

本コース所属大学院生は、本コースに所属する各研究室において、下記より希望する技術の修得が可能

  1. 実験腫瘍学の基礎技術
    2ヶ月
  2. 腫瘍病理学の基礎技術
    2ヶ月
  3. 臨床腫瘍学の基礎知識
    2ヶ月
  • コースミーティング:基本的に毎月第3木曜日5時~7時

    コース所属メンバーおよび外来講師によるセミナー

取得目標

考え方

  • 癌遺伝子、抗腫瘍遺伝子産物などの分子からとらえた癌化(トランスフォーメーション)にくわえて、個体レベルで見た癌と宿主の関係、特に、臨床的に致命的な結果を及ぼす浸潤と転移について、全体的に癌を理解するための基礎知識と手法を把握する。
  • 特定の技術に偏重せず、自分で問題設定をし、その問題解決の為の方略を論理的に設定できる思考力を身につける。

技術

  • 組織培養および遺伝子導入の基礎技術
  • 細胞、組織材料に含まれる核酸分子およびタンパク質分子の特異的検出、定量法
  • 実験動物(マウス)で腫瘍形成を観察、解析するための基礎技術
  • 組織化学および分子イメージングの基礎技術

成績判定

以下の条件を満たした者を合格とする

  1. 年次合宿に参加し発表すること
  2. 月例ミーティング6回以上に出席し積極的に討論に加わること