コース

履修

同じ教室・分野に所属する学生Aは、教員xと共に「発生・細胞生物学・システム生物学コース」に参加し、学生Bは、教員yと共に「免疫・アレルギー・感染コース」に参加する。また学生Aが研究テーマの展開・発展に伴い「腫瘍学コース」にも参加することも可能である。

他分野からの教員・学生が参加する各コースでの研究発表会で相互討論し、個々の分野では得られない技術および助言を受ける。さらにRIセンター、動物実験センター、形態学技術支援、プロテオミクス解析、動物行動解析、医学・生物統計相談等の技術支援も適宜受ける。

基礎・臨床の教室の教員も同じコースに参加し、参加コースも流動的でよいこととする。

運営

教員が主となるコース会議において、各コースの履修目標・内容の検討が継続的に行われる。またコース運営担当院生もコース会議に出席し、運営を補助し、積極的に提言する。

コースミーティング(研究会)は月1回(年10回)行い、年2回の合宿研究会も開催する。各コースで学生主導の研究プログラムの作成と成果討議の機会を通して、自立した研究者としての教育が行われる。コースの全体会議としてオーガナイザー会議を設置する。

コース事務局はコース登録・管理、実習ローテーションの受付・管理、各コース研究会や会議の日程調整、学生へのオリエンテーションと広報、全コース共通カリキュラム及びオーガナイザー会議の企画・運営などの業務を行う。

なお、2021年度より開催されるリハビリテーション医学コース(青山朋樹オーガナオイザー)、メディカルAIコース(奥野恭史オーガナオイザー)、ケアリング科学コース(任和子オーガナオイザー)は人間健康科学系専攻が主となって開催され、主に人間健康科学専攻博士後期、修士の学生が履修する。医学系専攻、医科学専攻後期博士、修士の学生も受講可とするが、単位取得はできない(卒業に必要な単位は従来のコースで取得すること)。受講希望があれば、教育コース事務室へ連絡し、手続きすること。

単位

医学専攻博士課程・医科学専攻博士後期課程

中間ヒアリング(中間審査)を導入するので大学院教育コースの単位取得を下記の通り変更する。

  • 2022年度以降入学者
    演習(4単位)、実習(2単位)をそれぞれ異なる年度に履修する。演習を1年次(以降)に履修し、「演習」の単位を取得後2年次以降に「実習」を履修。「実習」は中間ヒアリングに合格することで単位取得できる。
  • 2021年度以前入学者
    通年科目として履修し、演習(4単位)、実習(2単位)を同一年度に取得する。

医科学専攻修士課程

従来通り、通年科目として履修し、演習4単位、実習2単位を同一年度に取得する。既存の大学院教育コースの他に人間健康科学専攻の3コース(リハビリテーション医学、メディカルAI, ケアリング科学)も選択することができる。但し、M2での修論審査はM1での第1選択コースで行われるので、自分の研究主題と関連するコースを選択すること。

履修評価は各オーガナイザーの判断によるが、主にミーティング及び合宿の出席・発表等で判断される。目安としてコースミーティング3分の2の出席と合宿参加・発表があげられる。

大学院教育コース単位は通年単位であるので、休学した年度の単位取得はできないことに留意すること。

2021年度から医科学専攻修士課程の修士論文審査を大学院教育コースで行っている。

将来的には、学位審査も学生の所属コースのコースにおいて実質的な審議を行う方向で検討を進める。