在学生インタビューInterview

2023年3月6日掲載

医学科

医学科 2回生

青木 統馬

医学を選んだ理由を教えてください。

どんな場所でも仕事があり、色んな働き方がある医師という職業に魅力を感じました。

入学してからの学びについて教えてください

一回生の時は、単位を取る最低限の勉強だけをしてきました。二回生から解剖学、生化学、組織学といった専門科目が始まります。これらは4回生、6回生で受ける国家試験の試験範囲にも入るので、後から復習しやすいように気合いをいれて勉強してます。しかし、コツコツやると決めた勉強計画もうまく行かないことが多くテスト前日に焦って、友達とよく徹夜して勉強してます。

学生生活について教えてください

週3の部活動と週2のバイトが生活の中心になっています。医学部には医学部生しか入れない部活があり、そこに所属してます。医学部部活は基本的に人数が少ない為、縦のつながりも強くテスト前はよく先輩に勉強方法などを教えてもらっています。ほとんどの京医生は何かしらバイトをしていて、大きく教育系と飲食系に分類できます。僕は時給が高い教育系を選びました。

卒業後の進路をどのように考えていますか

卒業後はアメリカの医師免許をとり、アメリカで外科医として働きたいと考えています。

医学を志す皆さんにメッセージをお願いします

皆さんも刺激的な仲間と共に医学を学び、医療の現場を支えていきましょう!!

医学科 3回生

大澤 由生乃

医学を選んだ理由を教えてください。

私自身が「アトピー性皮膚炎」に悩んでいたことは大きな理由のひとつです。身近な環境にお医者さんが多かったので、自然と医学を志すようになりました。
親の期待に応えたかったことも大きな理由のひとつです。高校時代までは、親の期待に応えたい文脈の方が大きかったのですが、大学に入学していろいろな人との出会いを経験していくうちに、自分の心から医学を勉強したいという文脈に持っていくことができるようになってきました。

入学してからの学びについて教えてください。

様々な人との出会いがありました。
その道の最先端を行く専門家から直接教わる機会を得ることが出来たのはこの学部に入って良かったと思う点です。
京都大学が総合大学であるということもあり、医学はもちろんですが、文学や教育、農業についても学ぶことができました。
医療人としてだけでなく、人間として大きく学べたと思っています。

学生生活について教えてください。

部活やサークルにはたくさん所属しています。医学部部活には、医学部茶道部、医学部弓道部の二つに入り、どちらにもたくさんお世話になっています。良い仲間に恵まれ、楽しく活動しています。全学のサークルにもいくつか所属しており、幅広い交友関係を築くことができました。
アルバイトは接客業をしています。温かい職場で、たくさんの人と話す機会を得ることが出来ました。
友人の影響で音楽を始めたりするなど、充実した生活を送っています。

卒業後の進路をどのように考えていますか

今は精神医学と中医学に興味を持っており、可能ならばそのどちらをも組み合わせた診療ができる医師になりたいと思っています。

医学を志す皆さんにメッセージをお願いします

医学を選んだ理由のところにも書きましたが、高校時代までの私は、親の期待に応えたいから医学を志していました。今は、人との出会いの中で、自分の心から医学を学びたいと思っています。このように、最初のきっかけが何であれ、途中の道で何に出会うかによって考えは変わってくるので、その都度その都度、「自分の文脈」として捉えなおしていく作業をするのが良いと思います。例えば、自転車に乗るときを思い浮かべてください。初めは親御さんに後ろから押してもらって乗っていたのではないでしょうか。親御さんの手が離れて、自分自身で行きたいところに行けるようになる。それと同じだと思います。皆さんが自分の力で走れるようになることを応援しています。

医学科 4回生

竹本 直生

医学を選んだ理由を教えてください。

もともと人の健康を支え、命を救う医師への憧れがありました。父親が軽度の癌で入院した際、何もわからずどうすることもできない自分の無力さを痛感し、医学や人体の知識が欲しいと強く思い医学部への進学を決めました。

入学してからの学びについて教えてください

2回生までは他の学部生と一緒に自由に一般教養科目を履修することができます。様々な分野の中から自分の興味のある講義を選べるので、最適な学びの環境だと思います。少人数で行うディスカッション形式の授業もあり、知識豊富な学友や留学生とのディスカッションはとても刺激的でした。
3回生からは医学の専門科目の講義が始まります。リレー形式で様々な背景を持つ方々の講義を受けられます。またどの研究室も学生の参加を歓迎してくれるので、気軽に研究室に通うことが出来ます。僕の通っていた研究室では、プロトコルの書き方や手技の練習、レクチャーなど熱心に指導してくださってとてもありがたかったです。

学生生活について教えてください

学生のうちに色んな業界の世界に触れておきたいと思い、塾講師、イベントスタッフ、京都の旅館、研究室の補助、ベンチャー企業などでアルバイトをしてきました。またインカレのサークルにも所属していて、人との繋がりや視野がとても広がったと思います。
他の医学部と比べても自由な時間がとても多く、自分の学びたいことややりたいことに時間を使える所が良いところだと思います。一人一人全く違う学生生活を送っているのも面白いです。

卒業後の進路をどのように考えていますか

密にコミュニケーションをとりながら患者さんに寄り添えるような小児科の臨床医として働きたいと思っています。

医学を志す皆さんにメッセージをお願います。

医学も受験勉強も、新しい知識をどん欲に学び続けることが大切だと思います。
京大は、設備、学友、教授の方々も含めて最高の学びの環境です。
時間を大切に日々取り組んでください!

医学科 5回生

中原 佳保

医学を選んだ理由を教えてください。

小さい頃に医師をしていた祖父が色々な人から感謝の言葉をもらっているところを見て憧れたから。

入学してからの学びについて教えてください

4年生までに一般教養、基礎医学と臨床医学の座学を終えました。今は病院で実際に働く現場を見せて頂いたり、基本的な手技について教わったり、患者さんとコミュニケーションを取らせてもらう機会をいただいています。

学生生活について教えてください

1年生の頃から個別指導のアルバイトをずっと続けています。他には、京大に来た留学生をもてなし案内するアルバイトもしました。サークルは医学部合唱サークルと医学部の留学生と交流するサークルに所属しており、合唱サークルでは部長を務めました。また4回生から脳神経科学の研究室にも所属しています。

卒業後の進路をどのように考えていますか

進路にはまだ迷いもありますが、小さい頃から憧れていた外科医になりたい気持ちが一番強いです。

医学を志す皆さんにメッセージをお願います。

医学をするといっても病院で働く医者になる以外に様々な進路がありますので、色々な方向に可能性を広げながら自分に合う道を見つけてください。

人間健康科学科

人間健康科学科
先端看護科学コース 4回生

山本 菜々子

看護科学を学ぼうと思った理由を教えてください。

小さいころから医療に興味があり、医療関係の仕事に就くことが私の小さいころからの将来の夢でした。
具体的に先端看護科学コースを選んだのは、大学進学を考えている時です。様々な医療職種を調べている中で、病気や障がいとともに生きている方の生活を支えるという看護職に魅力を感じ、看護職を通して、人々の役に立つ大人になりたいと思ったので、先端看護科学コースで学ぼうと思いました。

先端看護科学コースでの講義や実習などについて教えてください

先端看護科学コースでは、専門的な知識・技術・態度を身につけるために、多くの授業や実習があります。確かに課題などに追われることもあり、大変と思うこともありましたが、1人ではありません!先生たちを頼りながら、仲間とともに乗り越えられました。また、大変な授業や課題、実習も、将来出会う患者さんや住民さんの笑顔のためのものなので、皆さん楽しく乗り越えられると思いますよ!

学生生活について教えてください

私は大学で部活動やアルバイト、遊びなどたくさんの人と関わりながら、楽しく学生生活を送っています。普段の授業では、看護コースの仲間と関わる時間が多いですが、部活動やアルバイトでは他学部の方や他大学の方など様々な方と出会い、一緒に時間を過ごすことができています。京都大学は「自由」というイメージがあるように、自分の学びたいことをとことん学びながら、楽しい、自分が成長しているなあと思える経験をする時間もたくさんあります!大学で学ぶ勉強も大切ですが、いろんな人と関わりながら、なりたい大人に近づいていくという勉強も私は大切だと思っていますので、授業以外でも部活動やアルバイトなど多くの経験をする時間がたくさんある京都大学の環境には恵まれているなあと思っています。

クラスの雰囲気について教えてください

クラスはとっても賑やかです(笑) クラスのメンバーは年齢も性別も出身地もそれぞれで、たくさんの個性を持った仲間が集まっていますが、「人々の健康のために」という同じ目標を持った仲間です。お互い切磋琢磨しながら、人々に貢献できる人になれるように頑張ろう!という雰囲気があります。とても居心地いいですよ!

卒業後の進路をどのように考えていますか

私は講義や実習などで多くのことを学び、考え、感じる中で、卒業後は地域に貢献できる保健師になりたいという目標ができました。今では明確な目標がありますが、大学在学中はやりたいことが多すぎて、進路に何度も迷いました。その度に、先生が相談にのってくださり、私の背中を押してくださったので、安心して進路をじっくり考え、決めることができました。
京都大学で学んだことを心にとめ、地域に貢献できる保健師になります!

このページを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします

このページを読んでくださっている皆さんの中には、将来看護の道に進みたいなあと思ってくださっている方もいると思います。でも、「私は看護や医療の道に向いているのかな?」「こんな気持ちで看護の道に進んでもいいのかな?」とモヤモヤする部分もあるかもしれません。私もそうでした。でも大丈夫です。
京都大学の先端看護科学コースでは、「看護ってどういうことだろう?健康ってどういうことだろう?」をとことん考えながら、いろんな価値観を持っている仲間と共に看護の勉強をしていく中で、自分らしい看護観を見つけ、また新たな夢を見つけることができる環境が整っていると思います。少なくとも私は、京大看護で学び、経験する中で少しずつ自分らしい看護の道を見つけることができたと思います(まだまだ続いていきますが!)。
先端看護科学コースで、「健康」を通して人々を支え、人々の笑顔のために学んでいくということは、きっと皆さんにとってもワクワクするものになると思います。ぜひ、京大看護で一緒に学び、自分らしい看護の道を見つけませんか!

人間健康科学科
先端リハビリテーション科学コース(理学) 4回生

佐藤 湧

理学療法学を学ぼうと思った理由を教えてください。

高校生のときに部活で怪我をして、スポーツ整形でリハビリを受けたことがきっかけです。筋トレやストレッチ、身体の仕組みについてもっと勉強してみたいと思いました。

理学療法学講座での講義や実習などについて教えてください。

専門基礎科目の講義では、医学の幅広い知識についてそれぞれの専門の先生の講義を受けられます。難しい部分もありますが、多様な知識を身につけられることは貴重な経験になっています。解剖実習では実際にご遺体から学べるのも京大ならではです。実習では、医療現場の理学療法士でもなかなか受けられないような実技指導をしていただけます。

学生生活について教えてください。

人間健康科学科の中でも、理学療法学講座は体育会系で部活やアルバイトと両立している人が多いです。授業や実習は忙しいですが、文武両道で充実した大学生活を過ごしています。

クラスの雰囲気について教えてください。

クラスの中でグループワークをおこなったり、病院実習に行ったりするため、実習を通して仲が深まっていきます。理学療法学講座は人数が多くないぶん、みんな仲が良くそれぞれが専門性を高めていっています。

卒業後の進路をどのように考えていますか。

大学院に進学します。京大では、最先端の医療を行う京大病院での臨床経験(実習)を積みながら、研究について学べることが強みだと考えています。他に、理学療法士として病院に就職したり、一般企業に就職したりする人もいます。

このページを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

高校生の皆さん、京大の入試突破に向けて勉学に励んでいることと思います。京大では、同じ分野に興味を持つ意欲ある人たちと一緒に、一流の教授陣の授業を受け、切磋琢磨することができます。理学療法学科は仲が良く、先生方もとても親切に指導をしてくださいます。皆さんと一緒に実習や研究ができるのを楽しみにしています。

人間健康科学科
先端リハビリテーション科学コース(作業) 4回生

森 玲奈

作業療法学を学ぼうと思った理由を教えてください。

幼い頃から医療系に興味があったのですが、病を患って落ち込んでいた親戚が作業療法を通して笑顔を取り戻す姿を見て、自分も作業療法士になって困っている人を支えたいと考えるようになりました。

作業療法学講座での講義や実習などについて教えてください。

1回生の頃は作業療法の概要や一般教養を中心に学びました。2回生では疾患や生理学、解剖学など専門的な講義が増え、3回生では作業療法における評価を中心に学びました。また、実際に病院などで患者さんの評価をさせていただく実習を経験しました。そして4回生では、9週間2クールという長い実習が待っています。そこでは担当の患者さんのプログラムの立案からリハビリの実施を実際に行います。とても長くて大変なこともたくさんありますが、実際に現場に出ないと分からないことも多いため、実習は大きく成長できる機会だと思います。

学生生活について教えてください。

私はサークルに2個入っていて、アルバイトも掛け持ちしているため、毎日多忙な生活を送っています。サークルもバイトも遊びも勉強も学生の今だからこそ楽しめることだと思うので、後悔のしないよう全部全力でやっています!

クラスの雰囲気について教えてください。

少人数なので全員の仲がよく、テスト前や実習中などはみんなで連絡を取り合い協力し合っています。

卒業後の進路をどのように考えていますか。

作業療法士として急性期の病院で働けたらなと考えています。

このページを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

この文章を読んで少しでも作業療法に興味を持っていただけたら光栄です。みなさんもここで作業療法について学び、仲間と共に成長し、将来の医療を担う医療従事者を目指しましょう。

人間健康科学科
総合医療科学コース 4回生

石田 七彩

総合医療科学コースを学ぼうと思った理由を教えてください。

高校生の時に、父親を軟部肉腫という珍しい種類のがんで亡くしたことをきっかけに、がんの早期発見・早期治療に貢献できる臨床検査技師、およびがん細胞の診断に特化した細胞検査士として、我が国の医療を支える人材になりたいと志したからです。中でも本学の総合医療科学コースは、臨床検査の専門知識に加え、京都大学ならではの高度先進医療についての包括的な知識も習得できることに魅力を感じました。

総合医療科学コースでの講義や実習などについて教えてください。

入学後1年半は学科で共通して、語学などの教養科目や基礎的な医学知識を学び、2回生の後期から、総合医療科学コース独自の講義や実習が本格的に始まります。コース独自の授業としては、生理学、血液学、病院実習といった、検査技師育成のための臨床的な医療知識に関する授業のみならず、iPS再生医療や医療情報理工学、バイオメディカルデータサイエンスについてなど、最先端医療を担う研究者育成のための専門的な授業も選択して履修することができます。また、総合医療科学コースの各研究室で行われている、世界トップレベルの医療研究についての貴重な講義を受けられる特別セミナーなど、京大独自の科目も設けられています。

学生生活について教えてください。

部活は書道部に所属し、アルバイトは個別指導塾の講師を行っていました。本学は学生数がとても多く、自由な校風も特徴であるため、珍しい部活動やサークルがたくさん存在します。活動を通して、学部や学校を超えて多くの人々と幅広く交流できたことで、学生生活がより楽しく実りあるものになったと思います。

クラスの雰囲気について教えてください。

総合医療科学コースは他のコースとは少し異なり、臨床検査技師として臨床現場で働きたい学生、医学研究者を志す学生、医療知識を生かして関連企業への就職を希望する学生など、様々な進路を目指す学生が一緒に勉学に励んでいることが特徴の一つです。誰もが高い知的好奇心を持ち、それぞれのキャリア実現に向けて日々勉学に励んでいます。また実習では、学生同士で協力して1つの課題に取り組むことも多いですが、先生方のバックアップのもと、各々が活発に自由な意見を出し合うことができ、お互いを刺激して成長しあえる環境にあると感じます。

卒業後の進路をどのように考えていますか。

学部卒業後は、本学の人間健康科学系専攻の大学院に進学する予定です。現在卒業研究として、ヒト胚子・胎児の消化管の発生過程についての形態学的研究を行っており、大学院でも、今の研究内容をより深めたいと思っています。また大学院修了後は、6年間ここで修得した最先端医療に関する専門的知識を活かし、臨床検査技師として病院に従事したいと考えています。特に病理検査分野で実務経験を積んで、細胞検査士の資格を所得し、がん細胞の診断のスペシャリストになりたいと考えています。

このページを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。

総合医療科学コースは、臨床現場の第一線で活躍する医療従事者、先端医療技術の研究・開発を行う医学研究者など、様々な側面から医療に携わる人物に成長できるコースです。総合医療科学コースで学んでいく中で、自分が将来どのような形で医療と関わっていきたいかを探究することができると思います。皆さんも、自由で主体的な学風と、先端医療研究を牽引なさっている名だたる教授陣、知的好奇心を充足できる恵まれた研究設備のもとで、豊かな教養と人間性を持つ仲間とともに、将来の医療を担う人材を目指しましょう。