概要
医学、工学、情報学の融合研究は、今後の医学・医療に大きなブレイクスルーをもたらすものと期待される。本コースでは、医療情報学や機械学習・画像認識学、生体画像応用学、画像処理学、高精度放射線治療学などの研究領域に焦点を合わせ、関係する医学研究科教員(更には医学研究科人間健康科学系専攻、工学研究科、情報学研究科教員)が密に連携して、これらの融合研究を開拓、展開しうる広い視点と技術をもった学生の養成をはかる。具体的には、講義に連携した系統的演習と実習により、学生に基本的な知識と基本的技術を修得させるとともに、それらを基盤に個別研究に発展させるべく指導を行う。
構成
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分野名等 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 |
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放射線腫瘍学・画像応用治療学 | 溝脇尚志 | 平島英明(特定) 伊良皆拓(特定) |
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整形外科学 | 松田秀一 | |||
画像診断学・核医学 | ◎中本裕士 | 伏見育崇 | 子安 翔 倉田靖桐 |
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高度医用画像学 | 藤本晃司(特定) | |||
呼吸器内科学 | 平井豊博 | |||
口腔外科学 | 別所和久 | 高橋 克 | ||
眼科学 | 辻川明孝 | 山城健児 三宅正裕(特定) |
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泌尿器科学 | 澤田篤郎 | 増井仁彦 (病院特定) 河野仁 |
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(ウ再)生体組織工学 | 田畑泰彦 | |||
人間健康科学系専攻 | 中村光宏 中尾恵 |
鎌田真由美 | ||
医療情報学 | 黒田知宏 加藤源太 (病院教授) |
山本豪志朗 (特定) | 森由希子(特定) | 平木秀輔 (客員研究員) 植嶋大晃 (特定) |
映像メディア | 近藤一晃 | |||
医療工学 | 富田直秀 | |||
データ科学イノベーション教育研究センター | 田村 寛 |
- ◎:オーガナイザー
内容
医科学専攻修士課程
月例ミーティング及び合宿に参加し、「これからの研究計画と研究活動」を研究の背景説明とともに発表する。オーガナイザーは研究計画の評価をして、演習(4単位)・実習(2単位)の単位認定を決定する。またM2での修論審査会は、医工情報学連携コース内で実施される。
医科学専攻博士後期課程、医学専攻博士課程
月例ミーティングおよび合宿の出席状況により演習(4単位)の単位認定を行う。2回生以降で実施される中間審査にて学位研究の進捗について発表を行い、実習(2単位)の単位認定を行う。
① 演習:4単位
- 医療情報学(担当:黒田)
- ビッグデータと人工知能(担当:鎌田)
- 生体人工材料(担当:藤林)
- 人工知能・画像認識学概論(担当:飯山・中尾)
- 臨床医学における人工知能(担当:三宅・平井・中村)
② 実習:2単位(中間審査に合格することで取得する)
本コース所属大学院生は、本コースに所属する各研究室において、下記より希望する技術の修得が可能
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区分 | 内容 | 担当 |
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機械学習の基礎技術 |
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平島 |
③ 開催日程:原則、毎月第1火曜 17時~(開始時間及び場所は回ごとに確認ください)
令和5年度の予定については、決定次第コース登録者へのメール、PandA上のコースサイトページ、大学院教育コースのホームページ( https://www.med.kyoto-u.ac.jp/edcourse/ )等で通知する。
令和4年度開催内容
コースミーティング(オンライン開催)
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教員 | 講座等 | |
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5月10日 | 黒田 知宏 先生 | 医療情報企画部 |
6月7日 | 近藤 一晃 先生 | 学術情報メディアセンター |
7月5日 | 近藤 一晃 先生 | 学術情報メディアセンター |
9月20日 | 鎌田 真由美先生 | 医学研究科 人間健康科学系専攻 臨床系医療科学講座 バイオメディカルデータサイエンス分野 |
10月4日 | 中尾 恵 先生 | 医学研究科 人間健康科学系専攻 知能医工学分野 |
11月1日 | 藤林 俊介 先生 | 医学研究科 運動器機能再建学 |
12月9日 | 三宅 正裕 先生 | 医学研究科 眼科学 |
1月10日 | 平井 豊博 先生 | 医学研究科 呼吸器内科学 |
2月7日 | 中村 光宏 先生 | 医学研究科 人間健康科学系専攻 総合医療科学コース 理工系医療科学講座 医学物理学分野 |
リトリート合宿(オンライン開催)
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教員 | 講座等 | 研究分野 | |
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1月27日 | 湊 小太郎 先生 | 奈良先端技術大学院大学 | 情報学の医療への展開 |
1月28日 | 平島 英明先生 | 放射線腫瘍学・画像応用治療学 | 情報科学(演習) |
取得目標
医療情報学 |
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人工知能学 |
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生体画像応用学 |
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画像処理学 |
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医用生体材料工学 |
取得要件
月例ミーティングへの出席(概ね80%以上)、質問、リトリート(集中討議または合宿)への出席、発表を目安としてコース参加活動を評価しコース履修単位を付与する。
※2022年度以降入学者は、2回生以降で実施される中間審査にて学位研究の進捗について発表を行い合格することで実習の単位が付与される。