専攻紹介 特徴 資格について 進路 写真
専攻紹介
検査技術科学専攻は,近年の分子細胞生物学,遺伝子医療,移植医療,再生医療など医学および医療技術の急速な進歩に伴い,幅広い教養と専門医療職としてのより深い知識や最新の技術を習得した臨床検査技師を養成することを目的とします。
本専攻は,基礎生体病態情報解析学,臨床生体病態情報解析学,ならびに情報理工医学の3 講座からなり,基礎医学,臨床医学,遺伝子工学,画像診断学・情報科学を含めた生命科学のあらゆる分野を視野に入れた幅広い知識や技術を学び,さらに国際的にも活躍しうる研究者・教育者としての優れた人材を育成します。
1. 基礎生体病態情報解析学講座
基礎生体病態情報解析学講座では,難病,移植,再生,生殖医療等の高度医療を主とする生体情報解析に対応できる検査技術科学を開発・発展させるために,生体からの情報を抽出し遺伝子,分子レベルから細胞,組織にわたる生理的および病理学的基礎情報を分析します。これらの情報を基に病態解明のための分子診断検査,細胞情報解析ならびに形態学的解析技術等を開発し,これに関する教育・研究を行います。
2. 臨床生体病態情報解析学講座
分子生物学,遺伝子工学技術の急速な発展・進歩に伴い,難治疾患に対する高度先進医療の開発が医療現場で大きく進展しています。臨床生体病態情報解析学講座では,移植・再生医療,遺伝子治療をはじめとする先端科学の臨床への展開を支援する臨床検査のエキスパートとして必要な理論や技術について教育・研究します。
3. 情報理工医学講座
高度先進医療を支える生体医療情報解析において画像診断機器とそれを用いた画像診断技術が必要不可欠です。これらの診断機器や技術を開発・導入するうえでは,医学・医療分野の知識に加えて機器開発の基礎となる医用工学技術や情報科学の理論をも習得した人材が必要です。このような人材を育てるため,情報理工医学講座では,医工融合分野における最先端技術の研究開発および事業化に将来発展しうる教育・研究を行います。
特徴
医療において,患者から得られたいろいろな生体情報にもとづいた診断および治療を行う臨床検査の役割は今後ますます重要となってきます。当専攻では,将来の医学の進歩ならびに医療におけるニーズに対応して,基礎医学および臨床医学の教育を充実させ,
- 診療において生体情報を最大限に提供しうる,
- 新しい検査方法ならびに検査機器の開発を開発しうる,
- あらゆる分野で研究・教育ができる、
とくに,情報理工医学講座を開設しており,工学系で医工連携に貢献しうる人材の育成にも力を入れています。さらに,専攻を越えて,看護学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻とともに,健康の増進と疾病の予防,いわゆる国民の健康に貢献できるよう,健康科学について追求していきます。
資格について
当専攻を卒業した者,卒業見込み者には,臨床検査技師の国家試験受験資格が与えられます。この国家試験に合格すると臨床検査技師の資格を得ることができます。
進路
臨床検査技師の国家資格を4年次に取得し,

- 病院・医療機関でのエキスパート
- 大学院に進学して、研究者・教育者・病院医療機関
- 生命科学系・製薬系企業の研究所
- 臨床検査関連試薬・機器メーカーでの研究開発
- 試験検査機関(食品・微生物・毒物)
- 公衆衛生・保健関連分野
- 医療情報系機関・企業
写真



