人間健康科学科Human Health Sciences

人間健康科学科シンボルマーク

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京都大学医療技術短期大学部の頃(1981年7月)より部局独自のシンボルマークを制定している。
シンボルであるユリの木は、美しく(愛と奉仕)、太い幹は力強く(心身健康)、葉は半纏に似て活動的である。
そのユリの2枚の葉を陰陽で表し、調和と強調の大切な事を示している。
(図案は、故 阪口吉蔵教授が考案)

教育目標

  • 高度な知識と高い技術を兼ね備えた優れた医療専門職を養成するとともに、健康科学領域での活動並びに教育・研究への新たな道を拓く人材を育成します。
  • 独創的精神の涵養に努めるとともに、自己創意に富んだ実行力溢れる人材を育成します。
  • 疾病を科学的に捉え、その病因を学問的に追求し、解明できる人材を育成します。
  • 豊かな教養と高い倫理観を兼ね備え、他者との豊かな共存関係を築き上げられる、そしてリーダーシップに優れた人材を育成します。
  • 積極的に社会に貢献しようとする意思と、行動力のある人材を育成します。
  • 国際的視野を鑑み、複雑化するグローバリゼーションに対応できる人材を育成します。

カリキュラムの特色

健康科学教育 健康とは、単に病気でないという医学的な状態だけでなく、身体的、精神的、そして社会的、さらにはスピリチュアル的にも良好な状態のことです。本学科で は、「健康について科学すること」を教育テーマの中心として取り上げ、新入生から『人間健康科学概論』において、「健康の科学」に関する基盤形成をしていきます。また、4年間を通じてヘルスプロモーションの考え方を学習し、保健・医療・福祉分野において「健康科学」を実践しうる人材を育成します。
チーム医療教育 移植医療や再生医療などの高度先進医療やリハビリテーションのみならず現在の医療は、チーム医療を中心に進められるべきであり、チームに積極的に参画して リーダーシップを発揮できる医療専門職スタッフが求められています。本学科では、患者中心の医療を進めるために必要な共通理念・方法論を学習し、その基礎 の上に立って高度先進医療に対応でき、さらに国際的にも将来の医療を担うことのできる人材を育成します。
専攻横断型教育 本学科では、複数の専攻が同じ科目を履修する「専攻横断型教育」を積極的に取り入れて行っています。健康や医療に関する課題や、メディカルスタッフが担う べき今後の役割などについて、異なる観点から意見を出しディスカッションすることにより、それぞれの立場を理解することのできる人材を育成します。

沿革

明治32年 9月 京都帝国大学医科大学附属医院看護婦見習講習科設置
明治35年 2月 京都帝国大学医科大学附属医院産婆講習科設置
大正11年 4月 京都帝国大学医科大学附属医院看護婦産婆養成所設置
昭和25年 3月 京都大学医学部附属看護学校に改称
昭和27年 9月 京都大学医学部附属看護学校助産婦科設置
昭和29年 4月 京都大学医学部附属助産婦学校に改称
昭和34年 4月 京都大学医学部附属衛生検査技師学校設置
昭和47年 4月 京都大学医学部附属臨床検査技師学校設置
昭和50年 4月 京都大学医療技術短期大学部看護学科・専攻科助産学特別専攻設置
昭和51年 4月 京都大学医療技術短期大学部衛生技術学科設置
昭和57年 4月 京都大学医療技術短期大学部理学療法学科・作業療法学科設置
平成15年 10月 京都大学医学部保健学科 4専攻設置
平成16年 4月 京都大学医学部保健学科第 1期生入学
平成19年 3月 京都大学医療技術短期大学部 閉校
平成19年 4月 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻(修士課程) 設置
平成20年 4月 京都大学医学部人間健康科学科に改称
平成21年 4月 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻博士後期課程設置
平成23年 4月 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻修士課程看護科学コース家族看護学講座母性看護・助産学分野(高度実践助産学系)設置
令和 3年 4月 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻修士課程および博士後期課程の定員増員