医療機器等開発規制科学講座Endowed chairs

研究目的

規制科学とは、医療分野の研究開発の成果の実用化に際し、その品質、有効性及び安全性を科学的知見に基づき適正かつ迅速に予測、評価及び判断することに関する科学を言う。
神戸市民病院機構は、神戸市の中核病院である神戸市立医療センター中央市民病院を中心に、市民の健康の増進に中心的な役割を担う医療機関を設置し運営するとともに、医療産業都市の発展に貢献するため臨床研究に積極的に取り組んできた。
臨床研究を取り巻く環境は急速に変化し、地域と大学関連病院等とのネットワーク構築の重要性は増している。
豊富な臨床実績を背景とする臨床研究の基盤を活かした新しい医薬品、医療機器等の開発に貢献するためには、規制科学分野の専門人材は欠かせず、その養成は喫緊の課題である。
神戸市民病院機構による京都大学医学研究科内に寄附講座「医療機器等開発規制科学講座」を設置し、神戸市民病院機構と京都大学との一層の連携と事業を通じた人材交流から人材の育成を図る。

研究内容
  1. 脳疾患に対する医療機器等の開発研究
  2. 脳疾患に対する医療機器等の実用化研究
  3. 医療機器等の開発・実用化研究の規制科学研究
  4. 医療機器等の開発・実用化研究を実施できる指導者育成
  5. 医療機器等の開発・実用化研究の規制科学を行う専門人材育成
研究課題
  1. 脳神経外科分野における新規医療機器の開発
  2. 医師主導治験等の実施を通じた薬事規制の専門人材育成
  3. レギュラトリーサイエンス研究に基づく情報発信
寄附者
  • 地方独立行政法人 神戸市民病院機構
担当教員
  • 特定准教授 坂井 千秋
  • 特定講師 丹治 正大
  • 特定助教 髙田 茂樹
講座開設期間

令和6年10月1日~令和11年9月30日まで

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医学研究科医学部・分野紹介ページ:医療機器等開発規制科学