小学生の時にテレビでオリンピックの日本女子バレーの試合を見てから、バレーボールに興味を持ち、中高、そして社会人になっても高校の部活メンバーでチームを作って、京都に来るまでアウトサイドヒッター(スパイカー)としてプレイしていました。ボールを持つこともドリブルすることもできないので、チームでコミュニケーションをとって、うまくハマった時に、チームみんなで喜べるのが最高です。今、私は産学連携の仕事をしていますが、“繋ぐ”ことが好きなんだと思います。
パンデミックになって、コロナウイルスに感染することも怖かったですが、何より人との繋がりが制限されたことによる孤独感に、自分がいつまで耐えられるのかが不安でした。2021年4月、テレビでたまたま見つけた、男子Vリーグのファイナル3の試合を観ました。全く知らないチームの全く知らない選手が、コートの色んなところからアグレッシブにジャンプして、スパイクをガンガン決める姿に目が釘付けになりました。試合には勝ったもののゴールデンセットを落としてしまい、ファイナル3のルール上、決勝戦に進めませんでした。多くの選手が「いい試合だったので満足です」と言う中、その選手は「負けは悔しい」と言ったのも心に響きました。そこから、その選手に関する動画などを漁っていくうち、初めての“推し”ができたのです。2021年の東京オリンピックの際、私は推しの背番号が入っている応援Tシャツをポチり、画面越しに全力応援でした。2022年、この応援Tシャツを着て応援しに行った国際大会で、なんと私の応援している姿が数秒、テレビに映ったのです!
Vリーグ2021-22シーズンから、チームファンクラブに入会し、試合のスケジュールを全てカレンダーに入れて、近隣の試合は都合がつく限り、現地応援しました。会場ではグッズを買い漁り、ファンレターや差し入れをファンクラブブースに持っていき、試合の写真はSNSにアップして同じ選手を推している知らない人と繋がりました。人生初めてのことばかりで、自分自身が「こんなことできたんだ」とびっくりでした。
試合観戦ももちろん楽しいのですが、試合前やセット間には色んなイベントがあります。キャプテンのサインボールが当選した時は、モニターにアップで映り、めっちゃはしゃいでしまいました!イベントで入手した直筆サイン入りTシャツを着て、ファン感謝祭に参加し、推しに直接「ありがとうございます」って言われた時は、私の応援を認めてもらえた感動で震えました。今年はSNSにコメントしたらコメント返ってきて、その夜は興奮で全く眠れませんでした。また、試合会場では同じファンの方と「今のスパイクすごかったですね。(応援)タオル一緒に振りましょう!」とか、繋がるのも楽しいです。もう、キャーキャー言いまくりです。
先日、私の受け持っている授業で古川壽亮先生にメンタルヘルスのアプリに関するご講義をいただきました。その際、「不安な時はリラックスするのではなく、行動を活性化することが有効です。」と教えていただきました。私は“推し”のおかげで心が折れることがなく、コロナ禍をやり過ごせたのだと気づきました。推しは本当に尊い。
URL:
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻知的財産経営学
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/research/field/doctoral_course/r-148
https://mot.med.kyoto-u.ac.jp/
Photo 1 当選したサインボール。

Photo 2 応援Tシャツなどのグッズ。