生体構造学(旧:発生解剖学・発達神経科学研究室)人間健康科学系専攻

教授 山田 重人

新生児の約3%が先天異常をもっており、本人や家族にとっては勿論、人類にとっても大きな問題ですが、原因や発症の仕組みが解明されたものはその一部にすぎません。先天異常は、基礎医学(発生学、形態学、分子生物学など)と臨床医学(産婦人科学、小児科学、形成外科など)、疫学などの知識を結集して行うべき学際的な研究分野です。

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研究・教育について

学部教育においては、2回生の解剖学・組織学・肉眼解剖学I・運動機能解剖学、3回生の肉眼解剖学IIを担当しています。大学院では、各教員の専門分野を生かした研究が展開されています。
教授の山田は、医学部附属先天異常標本解析センターの教授も兼任しており、同センターに所属される膨大なヒト胚子コレクションを用いた形態学的な研究を中心に、先天異常の初期病理発生過程の研究、遺伝疫学的方法による各種先天異常の病因解明、さらに実験的研究による先天異常の発生メカニズムの研究を推進しています。

受精後4〜8週のヒト胚子の発育過程(コンピュータグラフィックス画像)

研究業績

  1. The Human Embryo. Edited by Yamada S, Takakuwa T. InTech, March, 2012
  2. Sakai T, Hirata S, Fuwa K, Sugama K, Kusunoki K, Makishima H, Eguchi T, Yamada S, Ogihara N, Takeshita H. Fetal brain development in chimpazees versus humans. Current Biology 2012, 22(18): R791-92.
  3. Yamada S, Lee ES, Samtani RR, Lockett E, Uwabe C, Shiota K, Anderson SA, Lo CW. Developmental atlas of the early first trimester human embryo. Dev Dyn, 2010 Jun;239(6):1585-95.
  4. Ohata K, Yasui T, Tsuboyama T, Ichihashi N. Effects of an ankle-foot orthosis with oil damper on muscle activity in adults after stroke. Gait Posture. 2011 Jan;33(1):102-7.
  5. Ohata K, Tsuboyama T, Haruta T, Ichihashi N, Nakamura T. Longitudinal change in muscle and fat thickness in children and adolescents with cerebral palsy. Dev Med Child Neurol. 2009 Dec;51(12):943-8.

研究室

教授: 山田 重人
shyamada@hs.med.kyoto-u.ac.jp

連絡先:
TEL 075-751-3936
FAX 075-753-3936

研究室HP http://www.cac.med.kyoto-u.ac.jp

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