本講座では、2020年から2022年までに、異なる電子カルテデータを統合するCyberOcnologyシステムの臨床実装と抗がん薬による有効性評価システムとの連携、さらには在宅における患者からの自発的な有害事象であるePRO(electric patient report outcome)情報を統合する新しいリアルワールドデータ収集プラットフォームを構築しました。2023年からの3年間で、このプラットフォームをさらに発展させ、臨床検査データなどのバイオマーカーも含んだ医療ビッグデータを構築し、医療の質の改善、新しいリアルワールドエビデンスの創生を目指します。
具体的には、1) CyberOcnologyシステムによるリアルワールドデータ収集と統計解析体制の強化、2) 抗がん薬による有効性評価システムとの連携強化、3) 臨床検査データや遺伝子解析などのバイオマーカーのデータベース化、4) ePROシステムの高度化、5) 臨床試験におけるクラウド型中央画像判定システムの構築を目指します。
スタッフ
- 特定教授
- 松本 繁巳
- 特定講師
- 坂本 亮、劉 暢
- 特定助教
- 川口 展子、近藤 知大
共同研究先
- 日本電信電話株式会社
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- H.U.グループホールディングス株式会社
- ArkMS株式会社(アークメディカルソリューションズ)
- 株式会社NTTデータ
- 富士通Japan株式会社
- PSP株式会社