しかしながら、検査機関や医療機関における感染検査体制の整備が遅れたため必要な数の検査の実施が出来ず、また医療機関における感染者の受け入れや診療の体制を含めた危機管理の脆弱さが露呈するなど、多くの課題が明らかになりました。
感染検査の拡大は、水面下の感染者の特定と隔離による公衆衛生上の感染制御、医療機関における通常の診療業務や社会経済活動の再開の観点から不可欠なことは共通の認識であると思います。しかしながら、最も有効な方法であるPCR検査の意義と利用目的については、政府、地方自治体、医療機関、産業界等において様々な意見があります。
本シンポジウムではPCR 検査の利点と課題を明確にし、感染制御と社会経済を両立した国民の健康で豊かな社会を取り戻すための方法論と提言に向けた本質的な議論をパネルディスカッション形式で行いたいと考えています。
多数のご参加をお待ちしております。
【詳細ならびに事前申込について】
https://www.ccii.med.kyoto-u.ac.jp/news/20200915.html
【問合せ先】
京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センター事務局
060office-ccii@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp