京都大学の全学部新入生を対象にした 胸骨圧迫とAEDの使い方講習会が2019年で5年目を迎えました!!

お知らせ

京都大学の全学部新入生を対象にした
胸骨圧迫とAEDの使い方講習会が2019年で5年目を迎えました!!

今年も平成31年4月2日(火)から4月4日(木)、全学機構ガイダンスで、新入生2,949人を対象に胸骨圧迫とAEDの使い方講習会を実施しました。今年はこの取り組みが始まって5年目になりました。
今年度は、マラソン中に心停止になり、社会復帰された関西大学総合情報学部教授の村田忠彦先生に、講習会の初日(4/2)お越しいただき生存者の立場から貴重なお話をお伺いしました。村田先生が倒れられた時、偶然周りにいた方々が村田先生に胸骨圧迫を実施されたことで、一命をとりとめられました。学生たちは村田先生のお話を聞いて、自分たちがもしそのような場面に遭遇した時、胸骨圧迫などの救命処置を行うことで人の命を救うことが出来るということを強く感じてくれたのではないかと思っています。
お話を聞いた後、新入生達は心肺蘇生のトレーニングキット「あっぱくん®」を使って、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方について実技練習を行いましたが、例年増してとても真剣に講習会に取り組んでくれているように感じました。90%以上の学生が、「講習会は有意義であった」と述べており、「助かった人の話を聞いて、人の生命が自分の手にかかっていることを強く意識した」「数字などのデータでしか知らなかった心停止からの生還者が本当にいて喋っているということに感銘をうけた。」「特に難しいことではなく、誰にでもできることなので、怖がらずにやることが大切だと思う。」などの感想を寄せてくれていました。
この講習会には、人間健康科学系専攻の教員を中心に、医学部附属病院救急部、国際高等教育院などのべ150人以上もの教員がサポートスタッフとして参加しています。
嬉しいことにこの講習会の翌週、人間健康の教員が、偶然大学の近くで率先して救命処置をしてくれている学生に遭遇しました。学んだことを早速実践に移してくれている学生の姿を見て頼もしく思うとともに、あらためてこの講習会の意義の深さを感じています。

 








今回の講習会の報告書は こちら です。講習会を受講した学生の「声」や準備などの手順書が報告書には含まれておりますので、是非ご覧ください。
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