40分間という短時間で、新入生全員が、心肺蘇生のトレーニングキット「あっぱくん®」を使って、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方について実技練習をしながら、救命救急の意義と具体的な方法を学びました。90%の学生が、「講習会は有意義であった」と述べており、「AEDの使い方や重要性について楽しく学ぶことができてよかった」「自分の行動で救われる人がいるかもしれないということを実感しました」などの感想を寄せてくれていました。この講習会には、人間健康科学系専攻の教員を中心に、医学部附属病院救急部、国際高等教育院などのべ180人以上もの教員がサポートスタッフとして参加しています。参加している私たち教員は、京都大学に入学してきた学生が、困っている人を見かけたら、自ら進んで助けられる心優しい人間になり京都大学を巣立っていくことを、心から願って毎年オリエンテーションでこの「いのち」の教育を行っています。
今回の講習会は、京大広報にも掲載され(page 5051)、その様子が表紙を飾りました。また、今回の講習会の報告書は こちら です。講習会を受講した学生の「声」や準備などの手順書が報告書には含まれておりますので、是非ご覧ください。

平成30年度新入生3000名への救命講習会実施報告書
京大広報(平成30年5月号)