第25回健康科学市民公開講座 開催報告

教職員公募

学術委員長
リハビリテーション科学コース 教授 坪山直生

平成24年11月17日土曜日午後、「膝の痛みと対策」というテーマで第25回健康科学市民公開講座を開催しました。膝に痛みのある人は多数おられます。特にその原因の代表である変形性膝関節症の罹患者は全国で推定2400万人ともいわれ、健康で有意義な生活のために克服すべき課題の一つです。そこで、膝の痛みの原因やその対処法について情報を得て頂く目的で、この講座を企画致しました。

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事前に約150名の参加申込を頂戴していましたが、当日の悪天候の影響があり、実際には90名のご参加を得ました。椎名専攻長の開会挨拶に引き続き、1時間の講演を2講行いました。
第1講では膝関節専門医である下鴨病院副院長小林雅彦先生から「膝の痛みの診断と治療」というテーマで、スポーツ傷害から変形性膝関節症に至る代表的疾患の症状、診断、治療まで、わかりやすく説明して頂きました。

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第2講では当専攻の黒木裕士教授から「変形性膝関節症と運動」のテーマで、具体的な運動療法の方法とその効果について、データを交えて紹介がありました。

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総合討論として質疑応答の時間を設けました。質問を休憩時間に記入して提出してもらい、できるだけ一般性の高い質問を選んで回答するという方法をとりまし たが、予定を少し延長し、全体の6~70%の質問に応答できたと思います。日常生活や受診にあたっての留意点、自宅での運動の内容など、講演の中身を補追 する総合討論になりました。

アンケートではテーマについて「大変良かった」47、「良かった」23、「ふつう」1という集計結果でした。また個別のコメントとして、「説明が患者目線でわかりやすかった」「ポイントがはっきりしていた」「実際のデータにもとづいての結果を話されていて実感出来た」など好意的なご意見を頂戴しました。

雨の中を多数参加下さった市民の皆様に深謝致します。

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