京都大学と国立シンガポール大学Duke-NUS Medical Schoolと共同で「次世代を担う革新的な蘇生システムの確立に向けた共同セミナー」と題した国際的な研究ワークショップを開催しました

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京都大学と国立シンガポール大学Duke-NUS Medical Schoolと共同で「次世代を担う革新的な蘇生システムの確立に向けた共同セミナー」と題した国際的な研究ワークショップを開催しました。

アジアにおける蘇生に関する研究と救急医療の国際連携を加速

2025年11月24〜26日、京都大学(京都市)と国立シンガポール大学Duke-NUS Medical School(シンガポール)は、国際共同研究の強化を目的に「次世代を担う革新的な蘇生システムの確立に向けた国際蘇生研究ワークショップ」を京都大学芝蘭会館にて開催しました。本ワークショップは、両機関が共同で開催する初めての国際会合であり、アジアの救急医療および心停止研究の連携を深化させる重要な機会となりました。 本ワークショップには、日本、シンガポールのみならず、韓国、インドネシア、ウズベキスタンなどアジア各国の救急医療に関する医療従事者、研究者らが約90人参加し、心停止患者の蘇生、データ解析、ビッグデータの活用、AI/機械学習の活用、ICUケア、心停止の原因と予防、国際連携など幅広いテーマについて活発な議論が行われました。各セッションでは、研究成果の共有がなされ参加者同士の交流やグループディスカッションを通じて、将来的な共同研究の強化、人事交流の強化など、多方面での連携機会が確認されました。

京都大学 予防医療学分野の石見拓教授は「アジア全体で心停止患者の救命率の向上また心臓突然死の減少を目指すためには、国境を越えた研究連携が不可欠です。今回のワークショップはその大きな一歩となりました」と述べています。 国立シンガポール大学 Duke-NUS Medical School のMarcus Ong 教授は「京都大学とのこうした研究連携の機会をいただけることに感謝している。本ワークショップを契機に、国際共同研究と若手育成をさらに推進したい」と語りました。

両大学は、今後も心停止研究、救急医療体制の改善、AIの活用、国際共同研究などを進め、アジアにおける救命医療の発展に貢献していく予定です。

 

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