【プレスリリース】医学研究科ビッグデータ医科学分野が「鬼滅の刃」とコラボレーションし、創薬AIの啓蒙ポスター・Webサイトを公開

お知らせ

医学研究科人間健康科学系専攻ビッグデータ医科学分野が「鬼滅の刃」とコラボレーションし、「創薬AI」を広く一般に知っていただくことを目的にした啓蒙ポスターを制作しました。また、創薬AIについてやさしく解説した入門冊子も作成。このポスターおよび冊子は、全国の病院や医療機関、高校、大学などに掲示・配布されます。
また、ポスター・冊子にあわせて、創薬AIのデモ体験サイト「創薬DX Lite」も公開いたしました。「創薬DX Lite」は、症状を入力するとAIが病名や関連タンパク質、薬の候補化合物を自動で設計する、誰でも簡単に創薬AIを体験できる無償デモツールです。

今もなお、治療法が見つかっていない病気や、より良い薬を必要としている人がたくさんいます。しかし、薬の開発には多くの時間や費用、そして多くの研究者たちの努力が必要であり、その道のりは決して簡単ではありません。こうした中、近年では人工知能(AI)を活用し、効率的に薬を見つけ出す「創薬AI」が注目されています。創薬AIは、大量のデータを活用して低コストかつ高効率で新しい薬の候補を探せる革新的な技術ですが、まだ新しい分野のため、一般の方々の理解は十分とはいえません。加えて、日本では研究費や開発に携わる人材が欧米と比べて少なく、厳しい状況が続いています。

そこで、より多くの皆様に、創薬AIを少しでも身近に感じ、その大切さを知っていただくため、日本を代表する人気アニメ「鬼滅の刃」とコラボレーションしました。「鬼滅の刃」では、主人公の炭治郎たちが力を合わせて鬼に立ち向かう中、薬学に精通した胡蝶しのぶの医療技術が仲間を救う場面も描かれます。人々の命を守ろうと努力する姿や、薬の力で人を助けるというテーマは、現実の創薬や医療とも深くつながっていると私たちは考えています。

今回のコラボレーションを通じて、創薬AIへの関心が高まり、医療や研究の現場だけでなく、広く社会全体でその価値や重要性が認知されることを願っています。


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

詳細はこちら:
創薬AI研究のポータルサイト「創薬DX Platform」
https://3dxpf.med.kyoto-u.ac.jp/

創薬AIのデモ体験サイト「創薬DX Lite」
https://3dxpf-pub.med.kyoto-u.ac.jp/

本件連絡先:
京都大学医学研究科人間健康科学系専攻ビッグデータ医科学分野 奥野研究室
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
Tel 075-751-3920
E-mail clinfojimu@hs.med.kyoto-u.ac.jp

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