京都大学医学部人間健康科学科の教員3名が、国立大学保健医療学系代表者協議会による「若手教育活動表彰」事業において、栄えある最優秀賞を受賞しました

受賞

国立大学保健医療学系代表者協議会では、前年度の教育活動において、教育の質の向上や改善、改革に尽力された取組、またその成果や内容を広めることにより、教育の活性化と更なる発展に寄与した取組をされた40歳未満の若手教員を顕彰する制度として、2025年6月2日に開催された総会において第1回の表彰式が執り行われました。
本学の受賞者は、松尾 英将 准教授(臨床系医療科学講座)、田畑 阿美 講師(先端作業療法学講座)、平 和也 助教(先端広域看護科学講座(推薦当時)、現・大阪大学量子情報・量子生命研究センター 特任准教授)の3名です。
それぞれの先生方の先進的かつ学生の学びを深める教育活動が高く評価されました。受賞内容は以下のとおりです。

松尾 英将 准教授
「血液・骨髄細胞 e-learning ソフトの作成と血液学実習・講義での活用」
血液・骨髄細胞鑑別 e-learning ソフトを活用し、各種の塗抹細胞標本を取り込んだ教材を用いて、学生の自己学習を進め、学生の成績や学習意欲の向上の達成に貢献した。また、その成果を学会で発表した。こういった教育活動は、今後のソフトウェアの改良や他大学への波及についても大いに期待されることが高く評価されました。

田畑 阿美 講師
「研修・臨床・研究実践を通したがん専門作業療法士の養成」
第4期文部科学省次世代のがんプロフェッショナル養成プランにおける「がんサバイバーシップケアを担うリハビリテーションスタッフの養成コース」の開設に尽力し、修士課程・博士後期課程の大学院教育においてがん専門作業療法士取得に必要なカリキュラムを導入した。特に、学生に対して早期から臨床体験を通した教育と臨床を繋げる学びの場を形成したことや、専門分野の講義の受講について単位互換を可能とするなど、学生の学習意欲を促す仕組みなどを形成した教育活動が高く評価されました。

平 和也 助教
「デジタル技術を活用した教育手法の再構築」
COVID-19流行下において、オンライン会議室システムを使ったオンライン実習や健康教育、模擬乳幼児健診のライブ配信など、デジタル技術を活用した多彩かつ先駆的な教育活動を実施し、さらに地域の保健機関と協働し、社会貢献にも寄与した。さらに、これらの活動を、複数の論文として発表したことによる波及効果についても大いに期待されることが高く評価されました。





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