小川誠司 医学研究科教授が日本オープンイノベーション大賞「科学技術政策担当大臣賞」を受賞しました

受賞

内閣府主催の第6回日本オープンイノベーション大賞において、京都大学、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、Chordia Therapeutics株式会社、宮崎大学、公益財団法人京都高度技術研究所が、「科学技術政策担当大臣賞」を受賞しました。

日本オープンイノベーション大賞は、オープンイノベーションの取組で模範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて、担当分野ごとの大臣賞、長官賞、経済団体、学術団体の会長賞等の表彰をするもので、2023年で6回目を迎えます。
小川誠司 医学研究科教授と武田薬品工業との共同研究の成果を基にChordia Therapeuticsが設立され、本学子会社の京都大学イノベーションキャピタルの支援を受けています。
同賞の審査においては、大手企業から独立し官民ファンドからの協力を得てスタートアップを設立し、大学や国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)との産官学連携により新規抗がん薬を創出して製薬会社への導出を成功させたことが、日本の創薬エコシステムの新しいロールモデルとして高く評価されました。

なお、表彰式は2024年2月14日に内閣府講堂で行われました。

小川誠司 医学研究科教授のコメント
私が京都大学で研究を開始してまもなく、米国留学から帰国した森下大輔氏(現Chordia Therapeutics のChief Scientific Officer)と出会ったのが2014年、それから産学連携での創薬研究に協力して取り組んで参りました。これまで私自身はがんのゲノム異常という観点でがんの性状を明らかにすることを行ってきましたが、その成果を基にして新薬候補が創出する場に直接関わり、そして貢献できたことは私の研究者としても初めての経験となりました。今回の経験を踏まえて次のさらなる新薬創出に関わる取り組みを行っていきたいと考えています。


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