柳田素子教授がアーヘン工科大学の最高の名誉称号である名誉フェローを受賞しました

受賞

柳田素子教授がアーヘン工科大学の最高の名誉称号である名誉フェローを受賞し、2月9日京都大学にて贈呈式が執り行われました。

アーヘン工科大学からは学長を含む8名が来日し、本学からは湊総長、伊佐医学研究科長、医学研究科および工学研究科の教授を含む8名が贈呈式に参加しました。贈呈式の後は両大学間で研究内容を含む活発な意見交換が行なわれましたが、その結果、両大学の研究領域には多くの共通の興味や相互補完的な領域があることが明らかとなり、今後さらなる交流が期待されます。

同賞は腎臓研究領域における柳田素子教授の優れた業績に対して授与されました。柳田素子教授は長年にわたり、腎臓病の発症進展メカニズムを様々な側面から解明しています。柳田教授の最近のテーマは、「腎臓はなぜ治らないのか:腎臓の修復を妨げるメカニズムの解明」ですが、同氏は系譜追跡実験、TRECK法、ATPイメージング、シングルセル解析などの手法を活用してそのメカニズムを多面的に明らかにしています。特に最近は、腎臓病において障害腎に形成される「三次リンパ組織」が炎症を遷延させ、修復を阻害することを見出し、その形成を担う細胞とシグナル分子を同定しています。これらの知見は腎臓病の修復を促進するような薬剤開発に大きな一助となることが期待されます。











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