生活環境看護学

274875_1192913612_4445944_n教 授  若村 智子
Tomoko Wakamura, RN, RPHN, PhD, Professor

生活環境看護学とは、生活環境と人との関わりを通じて、看護学を考える分野です。ナイチンゲールが「看護の覚え書き」で環境が健康にとって重要な要因であると記述しているように、これは、看護のひとつの基本概念です。また、看護は、あらゆる人々を対象に日常の生活環境を時間の流れのなかで整えていくことです。対象となる人と環境の両方に焦点をあてて、生活環境看護学領域では、様々な視点から対象が自律し、より健康に、満足した生活を送るための研究・教育と実践を行っています。

研究・教育について

研究は、①シフトワーカーにとっての環境や生活に関する研究に代表されるような、ヒトの睡眠・覚醒リズムに関する研究です。実験室でのデータ収集をはじめ、コホートを含む調査研究、事例を通した検証研究などを行っています。2017年から本格的に、天候などに左右されずにリアルライフに近い長期滞在型の研究実施が可能になりました。
②看護倫理や看護教育に関する研究です。病と共に生きる人に医療専門職が適切な意思決定支援やアドバンス・ケア・プランニングができることで、価値観を反映した医療やケアの提供と、満足した生に結びつくよう、日本文化に即した倫理的看護実践と看護倫理教育について、国際研究や国内共同研究等を通して考察を深めています。
教育は、医学部先端看護科学コース2~3年生の看護学原論、基礎看護技術学、臨床基礎看護学、看護倫理学を担当しています。当分野で得られた研究成果は、学部及び大学院教育にタイムリーに反映させ、研究と教育の有機的なリンケージが図れるように努めています。また、学生らの熱心な研究活動は、学部生を含めて、学会等で多くの表彰の対象になっており、研究の励みになっています。

①Biological rhythm laboratory (バストイレつきシングルルーム2室)左:暗条件 右:明条件として撮影

②ACPに関する学会発表(2019年)  (竹之内、右から4番目)


研究業績

  1. Higo, Y., Nagashima, S., Tabara, T., Setoh, K., Kawaguchi, T., Takahashi, Y., Kosugi, S., Nakayama, T., Matsuda, F., & Wakamura, T.; Nagahama study group (2019) Association of the spot urine sodium-to-potassium ratio with blood pressure is independent of urinary Na and K levels: The Nagahama study. Hypertension Research. 42(10), 1624-1630.
  2. Nagashima, S., Osawa, M., Matsuyama, H., Ohoka, W., Ahn, A., & Wakamura, T., (2017) Bright-light exposure during daytime sleeping affects nocturnal melatonin secretion after simulated night work. Chronobiology International, 35(2) 229-239.
  3. Takenouchi, S., Sasahara. T., Miyashita, M., Kawa. M., Umeda. M., Arahata. T., Kizawa, Y., & Tamura, K. (2017). Empowering Nurses through Translating the End-of-Life Nursing Education Consortium: The End-of-Life Nursing Education Consortium-Japan Core Curriculum Project. Journal of Hospice and Palliative Nursing, 19(6), 539-549.
  4. Takenouchi, S., Tamura, K. (2015). 77. Palliative Care in Japan. Oxford Textbook of Palliative Nursing, 4th Edition. In B. R. Ferrell, N. Coyle & J. Paice (Eds.), New York: Oxford University Press. 1131-1135.
  5. Chikada, A., Takekuma Katsumata, A., Asase, M., Takenouchi, S., Arakawa, Y., & Nin, K. (2017). Lived experience in patients with recurrent glioblastoma in Japan: A narrative study. Asian/Pacific Island Nursing Journal, 2(4), 157-165.

研究室

教 授:若村 智子
准教授:竹之内 沙弥香
助 教:近田 藍
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