初期診療・救急医学


教 授 大鶴 繁 Shigeru Ohtsuru, M.D., Ph.D. 医学博士 btn

本分野は2006年に開設されたまだ新しい教室です。京大病院は2015年以降、災害・原子力災害拠点病院に指定され、2019年には高度急性期病棟がオープンし、救急搬送台数は年間6000台を超えました。高度急性期医療の扇の要として、多様な専門性を有したスタッフが集いONE TEAMで邁進しています。日本では超高齢社会を迎え、様々な災害が頻発し、さらには新興感染症の世界的蔓延など、本邦の救急医療には時代とともに変革が求められています。是非、京都大学らしい新しい救急部門を目指し発展させたいと思います。

研究・教育について

京大病院は救急という広い基盤の上に高難度治療と研究・教育があり、若い医師・医学生のためにも救急医療の文化が根付くよう努めています。時代のニーズを見据えて、常に新しい救急医像を模索し、京大らしい次世代の学際的な救急・災害医療のリーダーを産み育てます。
また研究は、他の学術・政策領域も含めた学際的な協創の場として展開しています。2016年2月に、オール京都大学の分野横断・多職種連携による医療防災研究チーム「京都iMED防災研究会」を組織し、2019年には京大医学部・附属病院・防災研究所が共同して『地域医療BCP連携研究分野』が設立され、防災関連の各種研究プロジェクトを推進しています。災害研究は世界的にも未開拓な分野であり、医療防災の分野において京大は唯一無二の存在として世界をリードしていきたいと考えています。さらに、2018年より神戸理化学研究所の冬眠研究チームと共同して、冬眠動物が有する能動的低代謝を臨床応用するための研究を開始しています。人工的に低代謝誘導が実現できれば、急性病態における臓器保護や再生臓器の長期保存等、救急医療の質の改善に大きく貢献することが期待されます。



研究業績

  1. Peritoneal dialysis for COVID-19-associated acute kidney injury. Nagatomo M, Yamada H, Shinozuka K, Shimoto M, Yunoki T, Ohtsuru S Critical Care 24(1): 309-309, 2020
  2. Towards a Medical Oriented Social Network Service: Analysis of Instant Messaging Communication among Emergency Physicians Morris K, Sugiyama O, Yamamoto G, Shimoto M, Kato G, Ohtsuru S, Nambu M, Kuroda T Advanced Biomedical Engineering 9: 35-42, 2020
  3. Anterior Choroidal Artery Infarction Evaluated with 123I-Imp Single-Photon Emission Computed Tomography and 7 Tesla Magnetic Resonance maging Wang T, Jingami N, Okada T, Yunoki T, Ohtsuru S, Koike K Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases 28(5): e51-e52, 2019
  4. An Optimum Data Warehouse for Epidemiological Analysis using the National Database of Health Insurance Claims of Japan Iwao T, Kato G, Ohtsuru S, Kondoh E, Nakayama T, Kuroda T European Journal for Biomedical Informatics 15(3): 31-42, 2019
  5. Hearing and Analysis of Hospital Evacuation after The 2016 KUMAMOTO Earthquake Kurata M, Hitomi M, Shimmoto S, Ohtsuru S, Shimoto M, Cho K, Sugiyama O, Aida S European Conference on Earthquake Engineering, 2018

研究室

教 授:大鶴 繁
准教授:柚木 知之
講 師:趙 晃済・下戸 学
助 教:篠塚 健・高谷 悠大
特定病院助教:陣上 直人・奥野 善教・石黒 義孝・山田 博之・井上 京・南 卓馬・角田 洋平・亀井 純
TEL:075-751-4210(教授副室)
FAX:075-751-4211
URL:http://kuhp.kyoto-u.ac.jp/~qqigaku/