薬剤疫学(専門職学位課程/博士後期 課程)

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教授 川上浩司
KAWAKAMI, Koji, MD, PhD, Professor btn

臨床疫学を主導し、また薬剤疫学を標榜する我が国唯一の講座である当教室では、豊富な医療データベースを使用して、臨床研究の様々な領域の根幹として重要である臨床疫学、薬剤疫学研究を力強く実施しています。医療現場における各種の疑問(クリニカルクエスチョン)を研究可能なデザイン(リサーチクエスチョン)として臨床研究を実施し、医療における診断方法の評価、医薬品等による治療方法の効果や副作用に関するアウトカムリサーチ、医療の費用対効果を評価する経済研究(HTA)、医療や医薬品、医療機器の安全性や有効性評価のためのレギュラトリーサイエンスと幅広い領域をカバーしています。今後の医療、社会、産業、政策等を担うための新しい医学を志す大学院生や、若手研究者をお待ちしております。

研究・教育について

臨床疫学、生物統計学に造詣の深い多くの教員によるメンター制度のもと、主として医師あるいは薬剤師等の医療職の資格を持つ大学院生に対して、各種の医療ビッグデータを用いて、医療上の各種の疑問を解決するための臨床研究や、自治体由来の母子保健・学校健診情報を用いた予防医療のための疫学研究を指導しています。これまでの大学院生、教室員のバックグラウンドは、小児科(4名)、循環器内科(5名)、呼吸器内科(2名)、糖尿病内科(1名)、消化器内科(1名)、腎臓内科(2名)、腫瘍内科(1名)、消化器外科(2名)、麻酔科(7名)、泌尿器科(1名)、耳鼻咽喉科(2名)、眼科(2名)、救急診療(2名)、歯科(2名)、薬剤師(12名)、生物統計家(4名)、看護師、製薬企業(出向ふくむ)、新卒等です。また、教室出身者からは、教授4名、准教授2名等の指導者を全国に輩出しています。使用あるいは構築している医療系データベースは、電子カルテDB(1900万人)、診療報酬請求レセプト情報(400万人)、DPC(1800万人)、調剤薬局情報統合(大手5社3500万処方箋相当)、母子保健情報(15万人)、学校健診情報(下図のうち現在70自治体)、介護入所時情報等です。

2017年7月 教室納涼会写真

研究業績

  1. Yonekura H, Seto K, Ide K, Kawasaki Y, Tanaka S, Nahara I, Takeda C, Kawakami K. Preoperative blood tests conducted before low-risk surgery in Japan: a retrospective observational study using a nationwide insurance claims database. Anesthesia and Analgesia, 126:1633-1640, 2018.(Editorialにも特集)
  2. Yoshida S, Calistus W, Kimura T, Takeuchi M, Kawakami K. Prenatal alcohol exposure and suspected hearing impairment among children: a population-based retrospective cohort study. Alcohol and Alcoholism, 53:221–227, 2018.
  3. Sato I, Yamamoto Y, Kato G, Kawakami K. Potentially inappropriate medication prescribing and the risk of unplanned hospitalization among the elderly: A self-matched, case-crossover study. Drug Safety, in press, 2018.
  4. Hongyan C, Tanaka S, Arai K, Yoshida S, Kawakami K. Insufficient sleep and incidence of dental caries in deciduous teeth among children in Japan: a population-based cohort study. The Journal of Pediatrics, in press, 2018.
  5. Kimura T, Takeuchi M, Imai T, Tanaka S, Kawakami K, and Neonatal Research Network of Japan. Vaginal versus cesarean delivery for neurodevelopment at 3 years in neonates born at <26 weeks of gestation: retrospective analysis of a nationwide registry in Japan. Neonatology, 112: 258–266, 2017.

研究室

教授 川上 浩司 kawakami.koji.4e@kyoto-u.ac.jp
准教授 竹内 正人
准教授(特定) 堀部 智久
助教(特定) 佐藤 泉美
助教(特定) 吉田 都美
助教(特定) 松林 恵介
助教(政策のための科学特定) 井出 和希
助教(政策のための科学特定) 祐野 恵
教室代表(電話):075-753-9469 (Email):info@pe.sph.med.kyoto-u.ac.jp
研究室ホームページ:http://square.umin.ac.jp/kupe/index.html