医療疫学(専門職学位課程/博士後期 課程)

教授 福原 俊一
Shunichi Fukuhara, M.D., D.M.Sc., M.A.C.P., Professor btn

医療は、自然科学である生物学的知見を複雑な社会状況の中で生活する人間に応用するという、高度に社会的な実践行為です。そして医療の現場で提供される行為の適切性、有効性、効率性に関する患者指向型の研究を行うことは、医学界に求められている社会的要請といえます。医療疫学分野はこの社会的要請にこたえるため、エビデンスを生み出す科学的な研究を行います。さらにエビデンスを診療や社会に繋げる研究を推進して行きます。そして、このような研究や問題解決を行える卒業生を社会に送り出すための教育に貢献することを目指します。

研究・教育について

■医療疫学分野:次の4研究領域において臨床疫学研究および関連する研究活動を行っている。(1)医療の実態および医療の質を測定・改善する研究、(2)患者が直接報告する情報を測定し、医療に活用する研究、(3)診断方法および治療(予防)方法の評価研究、(4)要因とアウトカムとの関連性を解明する研究。
■教育活動:臨床研究デザインや手法に関するコースワーク(疫学II(研究デザイン)、研究デザイン演習、臨床研究計画法など)を提供している。
■臨床研究者養成(MCR)コース
MCRコースは、社会健康医学系専攻の特別プログラムで、臨床医・歯科医を対象とした1年制のコースである(プログラムディレクター:医療疫学分野教授 福原俊一)。
MCRコースは臨床研究で活躍する医師を育成するために、我が国で初めての本格的な教育課程として2005年に開設された。医療疫学分野を含む6分野が共同運営をしている。2年制MPHや博士課程の院生も一定の条件を満たせばこのコースを履修できる。(www.mcrkyoto-u.jp) 2016年4月よりCLiP extensionを京大外の医療者に向け開講している。(www.clip.ac/clipex/) また、医薬産業界にむけてiCLiP(www.clip.ac/iclip/)をオンラインで提供している。

AJKD_NATURE_REVIEW
・日本臨床疫学会
http://www.clinicalepi.org/
・ダイジェストムービー(世界医学サミット(ベルリン 2015年))
https://www.worldhealthsummit.org/media/video/2015.html

研究業績

  1. Aoki T, Yamamoto Y, Ikenoue T, Urushibara-Miyachi Y, Kise M, Fujinuma Y, Fukuhara S. Social Isolation and Patient Experience in Older Adults. Annals of Family Medicine (in press).
  2. Yamamoto S, Yamazaki S, Shimizu T, Takeshima T, Fukuma S, Yamamoto Y, Tochitani K, Tsuchido Y, Shinohara K, Fukuhara S. Prognostic utility of serum CRP levels in combination with CURB-65 in patients with clinically suspected sepsis; decision curve analysis. BMJ Open 2015; 5: e007049.
  3. UCAS Japan Investigators, Morita A, Kirino T, Hashi K, Aoki N, Fukuhara S, Hashimoto N, Nakayama T, Sakai M, Teramoto A, Tominari S, Yoshimoto T. The natural course of unruptured cerebral aneurysms in a Japanese cohort. The New England Journal of Medicine 2012; 366: 2474-82.
  4. Jackson JL, Kuriyama A, Hayashino Y. Botulinum toxin A for prophylactic treatment of migraine and tension headaches in adults: a meta-analysis. JAMA 2012; 307: 1736-45
  5. Fukuma S, Yamaguchi T, Hashimoto S, Nakai S, Iseki K, Tsubakihara Y, Fukuhara S. Erythropoiesis-stimulating agent responsiveness and mortality in hemodialysis patients: results from a cohort study from the dialysis registry in Japan. American Journal of Kidney Disease 2012; 59: 108-16.

研究室

教授: 福原 俊一
准教授: 山本 洋介
E-Mail: office*healthcare-epikyoto-u.jp(*を@に変更して送信してください)
URL: http://www.healthcare-epikyoto-u.jp