運動器系リハビリテーション科学研究室

顔写真
黒木 裕士
Hiroshi Kuroki
PT,Ph.D.

運動器系や神経系の障害動物モデルを作成して運動機能障害が発生するメカニズム、および運動療法や物理療法の効果が波及するメカニズムを多面的に解析しています。解析によって得られた知見をもとに新たなリハビリテーションを提案できる、また疾病予防や障害予防の実践に結びけることができる人材の育成を目指しています。さらに、発展途上にある移植再生医療リハビリテーション分野を進展させるため、医学部附属病院ならびにiPS細胞研究所等と協働し、iPS細胞および成体幹細胞移植再生医療リハビリテーションの推進に取り組んでいます。

研究・教育について

当研究室では3つの研究プロジェクトに取り組んでいます。
1)物理刺激や運動が組織変性および再生に与える影響の解明(黒木・伊藤)
変形性膝関節症などの関節疾患(図1A)や末梢神経損傷(図1B)に対する理学療法を発展させるため、様々な動物モデルを用いて、運動療法と物理療法の治療効果および作用メカニズムの解明に取り組んでいます。さらに、得られた知見を基に、新しい物理療法機器の開発も行っています。また、三次元動作解析装置を用いて臨床に還元可能な小動物に対する運動機能評価法の開発をしています(図1C)。

2)再生リハビリテーション研究(黒木・伊藤)
再生医療の発展に伴い、関連する理学療法の構築とその発展が急務となっています。私たちは、国際再生リハビリテーションコンソーシアムの一員として活動し、特に、関節軟骨、末梢神経、中枢神経の再生リハビリテーションにかかわる基礎研究に取り組んでいます(図2)。

3)高齢者医療等における心理・行動変容の研究(前田)

運動器系や神経系障害のリハビリテーションや再生リハビリテーションに関心がある方々を歓迎します。
図1A 関節疾患研究
図1B 末梢神経障害研究
図1C 三次元動作解析による小動物の運動機能評価法の開発
図2 再生リハビリテーション研究

研究業績

  1. 1. Kiyan W, Nakagawa Y, Ito A, Iijima H, Nishitani H, Tanima-Nagai M, Mukai S, Tajino J, Yamaguchi S, Nakahata A, Zhang J, Aoyama T, Kuroki H. Ultrasound Parameters for Human Osteoarthritic Subchondral Bone Ex Vivo: Comparison with Micro-Computed Tomography Parameters. Ultrasound Med Biol. 2018 Oct;44(10):2115-2130.
  2. Tajino J, Ito A, Nagai M, Yamaguchi S, Iijima H, Nakahata A, Kiyan W, Aoyama T, Kuroki H. Three-dimensional motion analysis for comprehensive understanding of gait characteristics after sciatic nerve lesion in rodents. Sci Rep. 2018;8:135852018.
  3. Iijima H, Isho T, Kuroki H, Takahashi M, Aoyama T. Effectiveness of mesenchymal stem cells for treating patients with knee osteoarthritis: a meta-analysis toward the establishment of effective regenerative rehabilitation. npj Regenerative Medicine. 2018;3:15.
  4. Wang T, Ito A, Aoyama T, Nakahara R, Nakahata A, Ji X, Zhang J, Kawai H, Kuroki H. Functional evaluation outcomes correlate with histomorphometric changes in the rat sciatic nerve crush injury model: A comparison between sciatic functional index and kinematic analysis. PLoS One. 2018 Dec 12;13(12):e0208985.
  5. 伊藤明良:再生医療におけるリハビリテーション―再生リハビリテーション―.日本基礎理学療法学雑誌.日本基礎理学療法学雑誌編集委員会,2018;21(1):2-8.

研究室

教授:黒木 裕士   kuroki.hiroshi.6s@kyoto-u.ac.jp
講師:前田 祐子   maeda@hs.med.kyoto-u.ac.jp
助教:伊藤 明良   ito.akira.4m@kyoto-u.ac.jp

連絡先: TEL 075 – 751 – 3963(黒木) 3917(前田) 3964(伊藤)
               FAX  075 – 751 – 3963(黒木) 3917(前田) 3964(伊藤)

研究室HP
http://kuroki-lab.hs.med.kyoto-u.ac.jp/
http://regenerative-rehabilitation.com/jp/