成育看護学

鈴木 眞知子
Machiko Suzuki RN, PHN, PhD, Professor
  少子化が進む中、子どもの成長・発達と生活環境を理解し、子どもと家族が生涯をとおして健康生活を維持、増進できるよう支援するための専門的知識やケア技術の修得、および看護アセスメント能力や看護実践能力の育成に向けて、特に、医療依存度の高い長期療養児とその家族への看護について教授します。また、子どもと家族を理解するための諸理論や既存の研究などをとおして、看護の動向をとらえ、関連領域との連携における成育看護学の専門職者としての役割を探求し、子どもと家族への援助方法の開発をめざします。

研究・教育について

  子どもと家族が生涯をとおして健康生活を維持、増進するためには、新生児、小児、思春期を経て次世代を育成する成人世代に生じる疾患に対する看護実践が重要になります。そこで、成育看護学分野では、以下のような内容について研究指導を行います。
1)障がいのある難病児、人工呼吸器など医療依存度の高い長期入院児や地域で生活する在宅療養児とその家族に対し、自律(から自立)に向けた支援策や子育て支援策の開発
2)医療依存度の高い子どもと家族への新たな地域支援ネットワークの構築に関する研究
3)学校教育の場(通常の学校、特別支援学校等)における多職種との連携のあり方や看護師の専門的機能と役割の明確化
 このような研究をとおして、障がいのある医療依存度の高い長期療養児と家族(父親、母親、きょうだい)を対象に、先進的医療技術の開発・検証、新たな研究分野の開拓・推進ができる研究者、研究的視点を持って貢献できる高度医療専門職者、多職種チームの中で当事者を主体にし、各専門性の隙間を埋め、当事者と専門職者とのはざ間をつなぐケアマネジメント機能を発揮する専門職、体系的な教育活動ができる教育者などの人材の育成を目指します。

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①自律に向けた支援策を検討するためU.S.A.〔NJ州〕で24時間人工呼吸器を使用しながら19年間自宅生活をしている42歳筋ジストロフィー男性の自宅をNIPPVで世界的な権威者Bach博士、共同研究者と共に訪問、右から2人目が鈴木
②人工呼吸器など医療依存度の高い在宅療養児(者)を対象とし平成12年から開催している地域支援活動の様子

研究業績

1.鈴木真知子(2010).教育・研究と実践を結ぶ大学教員による臨床教材の制作,看護教育,51(1),pp. 40-42
2.鈴木真知子(2010).人工呼吸器装着児・気管切開児の在宅療養支援,こどもケア, 5(3),pp.70-76,日綜研
3.鈴木真知子(2009).小児の長期人工呼吸の適応と選択,日本小児呼吸器疾患学会誌 20(1),pp. 87-93
4.鈴木真知子(2009).在宅療養中の重度障害児保護者の子育て観,日本看護科学会誌 29(1), pp. 32-40
5.鈴木真知子(2007.3) . 小児の自律に向けた在宅人工呼吸療養支援のあり方の検討―中・四国地方を中心とした実態とニュージャージ州におけるモデルケースによる検討―.小児保健研究,66(2),pp.315-321.

研究室

教授:鈴木 眞知子
助 教:清川 加奈子
連絡先:人間健康科学系専攻教員一覧
URL:http://www.kyoto-childcare.net/