生活環境看護学

274875_1192913612_4445944_n教 授  若村 智子
Tomoko Wakamura, RN, RPHN, PhD, Professor

生活環境看護学とは、生活環境と人との関わりを通じて、看護学を考える分野です。「看護の覚え書き」で健康にとって環境が重要な要因であるとナイチンゲールが記述しているように、これは、看護の基本概念の一つです。また、看護は、あらゆる人々を対象に日常の生活環境を時間の流れの中で整えていくものであるならば、環境とは、衣食住などの物理的環境にとどまらない広い概念です。生活環境看護学領域では、その環境を切り口に、様々なフィールドで、より健康に、より安全に暮らすための研究を行っています。

研究・教育について

現在、取り組んでいる主な研究には,睡眠・覚醒リズムに環境が生体に与える影響に関する研究,感染予防に関する研究、在宅における患者中心の情報ネットワークやその支援に関する研究および女性の骨盤底の機能に関する研究などです。これらの課題について、実験室でのデータ収集、コホートを含む調査研究、事例を通した検証研究など、それぞれの目的に応じた方法で研究を行っています。実験研究としては、脳波、体温、心拍などを収集・解析することが可能です。また、地域で暮らす人々の生活に則した健康の支援も行っています。
私たちの領域では、医学部看護学専攻の教育での1~2回生の基礎看護学領域の看護学原論、基礎看護技術学を主に担当しており、私たちの研究室で得られた成果や経験は、これらの教育にただちに反映させ、有機的なリンケージが図れるように努めています
多くの大学院生を受け入れ、教育を行っていますが、シフトワークを含む彼らの臨床看護経験は、各自の研究領域を明確にするためにとても役に立っています。いくつかの研究を同時進行させて、研究室として大規模な実験や調査研究で成果を上げています。そのまじめな取り組みは、学部生を含めて、学会等で多くの表彰の対象になっており、研究の励みになっています。

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睡眠相談会(2014年京丹後市)

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車いすを用いた実習風景

 

研究業績

1. Fukushige H, Fukuda Y, Tanaka M, Inami K, Wada K, Tsumura Y, Kondo M, Harada T, Wakamura T, Morita T.(2014) Effects of tryptophan-rich breakfast and light exposure during the daytime on melatonin secretion at night. J Physiol Anthropol. 2014 Nov 19;33:33. doi: 10.1186/1880-6805-33-33.
2. Nagashima S, Masutani E, Wakamura T. (2014) Food intake behavior and chronotype of Japanese nurses working irregular shifts. International Journal of Psychological Studies; Vol. 6, No. 2; doi:10.5539/ijps.v6n2p
3. Kondo M, Wakamura T (2012) Life environment and sleep: Melatonin production affected by light and ambient temperature in humans, Melatonin in the promotion of health, second Ed. CRC press, 365-373.
4. Utsumi M, Shimizu J, Miyamoto A, Umeshita K, Kobayashi T, Monden M, Makimoto K. (2010) Age as an independent risk factor for surgical site infections in a large gastrointestinal surgery cohort in Japan. Journal of Hospital Infection. 75:183-187.
5. Ninomiya S, Saito I, Masaki K, Endo Y, Morikawa S, Okayama H. (2014). Single-Arm Pilot Study to Determine the Effectiveness of the Support Power of Underwear in Elevating the Bladder Neck and Reducing Symptoms of Stress Urinary Incontinence in Women. Lower Urinary Tract Symptoms. 6(2): 81-87.

研究室

教 授:若村 智子
助 教:二宮 早苗
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