薬剤疫学

教授 川上浩司
KAWAKAMI, Koji, MD, PhD, Professor btn

私たちの研究室では、医療、健診の様々な大規模データベースを用いた臨床研究やデジタルヘルス領域の研究を、臨床疫学や薬剤疫学の手法によって行っています。医療現場における各種の疑問(クリニカルクエスチョン)を研究可能なデザイン(リサーチクエスチョン)として臨床研究を実施し、医療における診断方法の評価や開発、医薬品や手術手技による治療方法の効果や副作用に関するアウトカムリサーチを実施しています。

研究・教育について

臨床疫学、生物統計学に造詣の深い多くの教員によるメンター制度のもと、主として医師あるいは薬剤師等の医療資格を持つ大学院生に対し、各種の医療ビッグデータを用いて医療上の疑問を解決する臨床研究や、自治体由来の母子保健・学校健診情報を用いて予防医療のための疫学研究を指導しています。
使用あるいは構築しているデータベースは、電子カルテDB(全国188医療機関、2000万人)、診療報酬請求レセプト情報(500万人)、DPC(2500万人)、調剤薬局情報統合(大手5社3500万処方箋相当)、母子保健情報(4万5000人)、学校健診情報(全国150自治体、14万人)、介護入所時情報等です。
これまでの大学院生、教室員のバックグラウンドは、小児科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、消化器内科、内分泌内科、腎臓内科、総合診療科、リウマチ免疫内科、腫瘍内科、消化器外科、麻酔科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、眼科、救急診療、歯科、薬剤師、看護師、製薬企業(出向含む)、新卒等で、およそ医師7割、薬剤師2割、統計家や他の職種が1割といった割合です。
教室出身者からは、教授4名、准教授2名、大規模病院の部長、ナショナルセンターの室長等の指導者を全国に輩出しています。

2019年7月 教室納涼会写真

提携自治体(2020年1月時点) 提携医療機関(2020年4月)


研究業績

(2019年以降から抜粋)
  1. Shinkawa K, Yoshida S, Seki T, Yanagita M, Kawakami K. Risk factors of venous thromboembolism in patients with nephrotic syndrome: a retrospective cohort study. Nephrology Dialysis and Transplantation, in press, 2020.
  2. Ishii M, Tomotsugu Seki, Kaikita K, Sakamoto K, Nakai M, Sumita Y, Nishimura K, Miyamoto Y, Noguchi T, Yasuda S, Saito Y, Tsutsui H, Komuro I, Ogawa H, Tsujita T, Kawakami K, on the behalf of JROAD Investigators. Association of short-term exposure to air pollution with myocardial infarction with and without obstructive coronary artery disease. European Journal of Preventive Cardiology, DOI: 10.1177/2047487320904641, 2020.
  3. Takeuchi M, Ogura M, Minoura T, Inagaki N, Kawakami K. Comparative effectiveness of SGLT2 inhibitors vs other classes of glucose-lowering medications on renal outcome in type 2 diabetes. Mayo Clinic Proceesings, 95(2):265-273, 2020.
  4. Kimura T, Takeuchi M, Kawakami K. Utilization and efficacy of palivizumab for children with Down syndrome. Pediatrics International, in press, 2020.
  5. Yoshida S, Takeuchi M, Kawakami C, Kawakami K, Ito S, Japan Environment and Children’s Study Group. Maternal multivitamin intake and orofacial clefts in offspring: Japan Environment and Children’s Study (JECS) cohort study. BMJ Open, in press, 2019.

研究室

教授 川上 浩司 kawakami.koji.4e@kyoto-u.ac.jp
准教授 竹内 正人
講師(特定) 佐藤 泉美
助教(特定) 吉田 都美
助教 関 知嗣
助教(政策のための科学特定) 祐野 恵
教室代表(電話):075-753-9469 (Email):info@pe.sph.med.kyoto-u.ac.jp
研究室ホームページ:https://kupe.med.kyoto-u.ac.jp/