泌尿器科学

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教授 小川 修
Ogawa Osamu, MD, PhD, Professor btn

泌尿器科学は臨床・研究両面で世界的にも近年目覚ましい発展を遂げている学問分野です。当分野は泌尿器腫瘍学をメインテーマとしておりますが、排尿機能学・移植・生殖医療・小児泌尿器科学・尿路結石症・感染症など良性疾患にも幅広く対応しております。すべての領域で高度医療の迅速な導入を掲げており、近年では低侵襲なロボット支援手術や単孔式体腔鏡手術を数多く施行しています。当分野は研究と教育に裏打ちされた技術と知識を維持し、患者さんに納得いただける最先端の高度先進医療を提供することを基本理念としております。

研究・教育について

当分野は高度先進医療の実践を教育的環境下で行うことにより、尿路性器疾患の複雑な病態を解析し適切な治療に応用できる質の高い泌尿器科医の育成を心がけています。特に体腔鏡下手術件数は本邦でも最大規模であり、泌尿器科専門医や指導医を目指す医師にとって最適な技術習得の場となっています。さらに新研修医制度発足後、2006年度から関連基幹病院との連携によって開始された泌尿器科専門医教育プログラムも順調に運用され、非常に充実した教育環境が整備されています。
研究面では、実臨床に貢献できる基礎研究を重視し、癌医療・排尿機能学・再生医療・VR分野において国内海外の研究室との交流を積極的に推進しています。現在研究室では、10名を超える大学院生、外国人留学生が研究に従事し、数名が海外に研究留学することで、世界トップクラスの研究レベルを維持しています。泌尿器腫瘍学領域では、患者検体を出発点として分子生物学的解析による発癌機構の解明や分子疫学的手法を用いた発癌リスク解析を行ってきました。良性疾患研究では、排尿機能研究に分子細胞学的方法論を導入し先駆的な実績を上げるとともに、iPS細胞をもちいた腎再生研究にも関与しております。

教室メンバー集合写真

2015HP写真ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術の風景と最近の泌尿器科研究室研究成果
(①:コンソール操作を行う小川教授、②:ダヴィンチのそばで清潔介助するスタッフ、③:膀胱癌の浸潤・転移とRalGAPに関する研究, 齋藤亮一ら, Oncogene 2013、④:質量顕微鏡を用いた前立腺癌発現プロファイル解析, 後藤崇之ら, PLoS One 2014)


研究業績

  1. Yoshikawa T, Kobori G, Goto T, Akamatsu S, Terada N, Kobayashi T, Tanaka Y, Jung G, Kamba T, Ogawa O, Inoue T. An original patient-derived xenograft of prostate cancer with cyst formation. Prostate. 2016.
  2. Shibasaki N, Yamasaki T, Kanno T, Arakaki R, Sakamoto H, Utsunomiya N, Inoue T, Tsuruyama T, Nakamura E, Ogawa O, Kamba T. Role of IL13RA2 in Sunitinib Resistance in Clear Cell Renal Cell Carcinoma. PLoS One. 2015;10(6):e0130980.
  3. Nakashima M, Matsui Y, Kobayashi T, Saito R, Hatahira S, Kawakami K, Nakamura E, Nishiyama H, Ogawa O. Urine CXCL1 as a biomarker for tumor detection and outcome prediction in bladder cancer. Cancer Biomark. 2015;15(4):357-64.
  4. Okinami T, Imamura M, Nishikawa N, Negoro H, Sugino Y, Yoshimura K, Kanematsu A, Hashitani H, Ogawa O. Altered detrusor gap junction communications induce storage symptoms in bladder inflammation: a mouse cyclophosphamide-induced model of cystitis. PLoS One. 2014;9(8):e104216.
  5. Goto T, Terada N, Inoue T, Nakayama K, Okada Y, Yoshikawa T, Miyazaki Y, Uegaki M, Sumiyoshi S, Kobayashi T, Kamba T, Yoshimura K, Ogawa O. The expression profile of phosphatidylinositol in high spatial resolution imaging mass spectrometry as a potential biomarker for prostate cancer. PLoS One. 2014;9(2):e90242.

研究室

教授 小川 修
准教授 井上 貴博
講師 山﨑 俊成・小林 恭
助教 齊藤 亮一・根来 宏光・赤松 秀輔・澤田 篤郎・後藤 崇之
TEL 075-751-3325
FAX 075-761-3441
e-mail ogawao@kuhp.kyoto-u.ac.jp
URL http://www.urology.kuhp.kyoto-u.ac.jp/