泌尿器科学

教授 小川 修
Ogawa Osamu, MD, PhD, Professor btn

京都大学泌尿器科では癌治療や移植医療、新しい医療の開発等様々な取り組みを行っています。特に癌治療には力を入れており、30年以上前から内視鏡手術を開始し、最近では最新鋭の手術ロボットを導入することでさらなる低侵襲化と治療成績の向上を目指しています。
癌の薬物治療ではノーベル賞で話題の免疫チェックポイント阻害剤等、各種新薬が登場し、選択肢が増えた反面その使い方も複雑になっています。私達のチームにはがん治療の経験豊かなスタッフが常駐しており、皆さんの生活の質を重視した高度な医療を提供できると考えています。

研究・教育について

京都大学泌尿器科はその開講から80年が経過しました。歴史的に力を入れてきたのが泌尿器科腫瘍学と低侵襲の内視鏡外科治療です。特に泌尿器科腫瘍の分子遺伝学研究は、常に世界のトップレベルと肩を並べてきました。また、世界に先駆けて30年前から開始した泌尿器科腫瘍の腹腔鏡下手術は今でも日本の泌尿器科手術に影響を与え続けています。
大学が担う大きな使命は「研究」「診療」「教育」の3つです。これまでやってきた最先端の研究や高度診療をささえるために、私たちが最も重要と考えているのが教育です。そのポリシーは一言で「泌尿器科プロフェッショナルの育成」です。私たちが2018年の専門医制度改革をうけて行っている現行の専門医教育プログラムの名称は「京都大学広域連携専門研修プログラム」ですが、実はこのプログラム自体は2004年に新医師臨床研修制度が出来たのを機に作ったもので、すでに14年の歴史があります。約30の関連施設と連携し、すでに80名以上の泌尿器科修錬医がこのプログラムに沿って研修を受けてきました。これからを担う若手泌尿器科医に最適な研修環境を準備すれば、自ずと質の高い研究や医療が出来ると信じて運営しています。

膀胱癌や前立腺癌などの細胞株を用いた実験を行っている

大学院生同士で病理写真を見ながら検討をしている


研究業績

  1. Sumiyoshi T, Mizuno K, Yamasaki T, et al. Clinical utility of androgen receptor gene aberrations in circulating cell-free DNA as a biomarker for treatment of castration-resistant prostate cancer. Sci Rep. 2019 Mar 11;9(1):4030. doi: 10.1038/s41598-019-40719-y.
  2. Sengiku A, Ueda M, Kono J, et al. Circadian coordination of ATP release in the urothelium via connexin43 hemichannels. Sci Rep. 2018 Jan 31;8(1):1996. doi: 10.1038/s41598-018-20379-0.
  3. Sakamoto H, Yamasaki T, Sumiyoshi T, et al. A family case with germline TSC1 and mtDNA mutations developing bilateral eosinophilic chromophobe renal cell carcinomas without other typical phenotype of tuberous sclerosis. J Clin Pathol. 2018 Oct;71(10):936-943. doi: 10.1136/jclinpath-2018-205211. Epub 2018 Jun 30.
  4. Masuda N, Ogawa O, Park M, et al. Meta-analysis of a 10-plex urine-based biomarker assay for the detection of bladder cancer. Oncotarget. 2018 Jan 3;9(6):7101-7111. doi: 10.18632/oncotarget.23872. eCollection 2018 Jan 23.
  5. Okada Y, Sonoshita M, Kakizaki F, et al. Amino-terminal enhancer of split gene AES encodes a tumor and metastasis suppressor of prostate cancer. Cancer Sci. 2017 Apr;108(4):744-752. doi: 10.1111/cas.13187. Epub 2017 Apr 12.

研究室

教授 小川 修
准教授 井上 貴博
講師 山﨑 俊成・小林 恭
助教 齊藤 亮一・赤松 秀輔・ 澤田 篤郎・後藤 崇之・北 悠希・吉野 喬之
TEL 075-751-3325
FAX 075-761-3441
e-mail ogawao@kuhp.kyoto-u.ac.jp
URL http://www.urology.kuhp.kyoto-u.ac.jp/