統計遺伝学

顔写真 教授 山田 亮
Yamada Ryo, M.D., Ph.D. Professor  btn

多様性は生物・生命現象の根本ですが、健康・疾病も生命個体に現れる多様性そのものです。ゲノム学をはじめとするオミックス・大量データ科学の隆盛とともに、医学的見地から生物多様性の理解に挑戦することが求められています。統計遺伝学は生物多様性を遺伝的多様性と環境的多様性との組み合わせとして数理的に表現し解明することを目指します。非常に学際的な色彩が濃くなったことも特徴で、数学・統計学・情報科学・計算機学・遺伝学・分子生物学・医学のどれを土台にして取り組むことが可能です。

研究・教育について

当分野では、医学的に重要な形質(疾患等)を軸として、生命現象・病理現象を広く対象にします。また、大量データ科学のうちDNAの多様性(多型・変異)を扱うゲノムを中心に、エピゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム・メタボローム・フェノームの解析を統合的に扱います。研究は大きく2つのタイプに分けられます。1つは解析手法の開発であり、もう1つは実験データを持つグループとの共同研究における解析方針の立案と解析の支援・実施です。解析手法の考案にあたっては、生命・病理現象そのものの特性や、各種オミックス等の現実のデータの性質についての知識や解釈が極めて重要ですので、2つの研究タイプは分野の中で相補的な関係にあります。またこのような理由から、共同研究については、その規模やタイプの如何を問わず実施しています。
特に、平成28年度より、2つの多年度プロジェクトにも参画しています。1つは、計算機の特性を活かすための「離散データ構造統計学」、もう1つは、「in vivoの細胞の形と動きの特徴統計量開発」です。

r-028-1関係する領域の本
r-028-2データ、データの把握、データの解釈


研究業績

1. Fujii,Y.; Narita,T; Tice,R.R.; Takeda,S; Yamada,R. (2016) Isotonic Regression Based-Method in Quantitative High-Throughput Screenings for Genotoxicity. Dose-response 13(1) 13-045.Fujii
2. Narahara,M.; Higasa,K.; Nakamura,S.; Tabara,Y.; Kawaguchi,T.; Ishii,M.; Matsubara,K.; Matsuda,F.; Yamada,R. (2014) Large-scale East-Asian eQTL mapping reveals novel candidate genes for LD mapping and the genomic landscape of transcriptional effects of sequence variants. PLoS One, 9, 6, e100924
3.Okada,Y.; Wu,D.; Yamada,R.; Plenge,R.M. et. Al . (2014) Genetics of rheumatoid arthritis contributes to biology and drug discovery. Nature 506, 7488,376-381
4. Narahara,M.; Tamaki,K.; Yamada,R. (2013) Application of permanents of square matrices for DNA identification in multiple-fatality cases. BMC Genet 14, 72-2156-14-72
5. Hirosawa K, Kawaguchi T, Matsuda F, Yamada R. (2010) Estimation of P-value of MAX test with double triangle diagram for 2 x 3 SNP case-control tables. Genet.Epidemiol., 2010, 34, 6, 543-51

研究室

教授 山田 亮
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