医学科(学部)

平成29年度「遺骨返還式」を実施致しました

◆2017年 9月22日
平成29年度 遺骨返還式

京都大学医学部では、平成29年度の解剖実習終了に際し、火葬を終えた28柱のご遺骨をご遺族に返還する「遺骨返還式」を解剖センター基礎第三講堂において執り行いました。

遺骨返還式には、ご遺族をはじめ関係教職員、関係学生など約200名が出席、はじめに、尊いご遺体を提供いただいた25柱の御霊に対し黙祷を捧げた後、上本 伸二医学部長、生態構造医学講座 萩原 正敏教授、京大白菊会 嶋津 英世理事長からの挨拶、関係学生を代表して医学部医学科2回生 村田直輝さんより医学の教育と研究のために尊いご遺体をご寄贈いただいた方々とご遺族に対して、深い感謝の意と今後の医学への精進が述べられました。

引き続き、出席者全員による献花が行われた後、ご遺族へ文部科学大臣の感謝状の伝達とご遺骨が返還されました。


    

平成28年度「遺骨返還式」を実施致しました

◆2016年 9月16日
平成28年度 遺骨返還式

京都大学医学部では、平成28年度の解剖実習終了に際し、火葬を終えた28柱のご遺骨をご遺族に返還する「遺骨返還式」を解剖センター基礎第三講堂において執り行いました。
遺骨返還式には、ご遺族をはじめ関係教職員、関係学生など約200名が出席、はじめに、尊いご遺体を提供いただいた28柱の御霊に対し黙祷を捧げた後、上本 伸二医学部長、生態構造医学講座 萩原 正敏教授、京大白菊会 嶋津 英世理事長からの挨拶、関係学生を代表して医学部医学科2回生 村木昂大さんより医学の教育と研究のために尊いご遺体をご寄贈いただいた方々とご遺族に対して、深い感謝の意と今後の医学への精進が述べられました。
引き続き、出席者全員による献花が行われた後、ご遺族へ文部科学大臣の感謝状の伝達とご遺骨が返還されました。

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平成27年度「遺骨返還式」を実施致しました

◆2015年 9月18日
平成27年度 遺骨返還式

京都大学医学部では、平成27年度の解剖実習終了に際し、火葬を終えた24柱のご遺骨をご遺族に返還する「遺骨返還式」を解剖センター基礎第三講堂において執り行いました。
遺骨返還式には、ご遺族をはじめ関係教職員、関係学生など約200名が出席、はじめに、尊いご遺体を提供いただいた24柱の御霊に対し黙祷を捧げた後、上本 伸二医学部長、生態構造医学講座 萩原 正敏教授、京大白菊会 嶋津 英世理事長からの挨拶、関係学生を代表して医学部医学科2回生 加川 裕美子さんより医学の教育と研究のために尊いご遺体をご寄贈いただいた方々とご遺族に対して、深い感謝の意と今後の医学への精進が述べられました。
引き続き、出席者全員による献花が行われた後、ご遺族へ文部科学大臣の感謝状の伝達とご遺骨が返還されました。

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平成26年度「遺骨返還式」を実施致しました

◆2014年 9月19日
平成26年度 遺骨返還式

京都大学医学部では、平成26年度の解剖実習終了に際し、火葬を終えた23柱のご遺骨をご遺族に返還する「遺骨返還式」を解剖センター基礎第三講堂において執り行いました。
遺骨返還式には、ご遺族をはじめ関係教職員、関係学生など約180名が出席、はじめに、尊いご遺体を提供いただいた23柱の御霊に対し黙祷を捧げた後、湊 長博医学部長(千葉 勉副研究科長代読)、生態構造医学講座 萩原 正敏教授、京大白菊会 嶋津 英世理事長からの挨拶、関係学生を代表して医学部医学科2回生 相馬 逸大さんより医学の教育と研究のために尊いご遺体をご寄贈いただいた方々とご遺族に対して、深い感謝の意と今後の医学への精進が述べられました。
引き続き、出席者全員による献花が行われた後、ご遺族へ文部科学大臣の感謝状の伝達とご遺骨が返還されました。

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斎藤通紀教授が「ナイスステップな研究者」に選ばれました。

斎藤通紀教授は、平成7年京都大学医学部を卒業、平成11年同大学大学院医学研究科博士課程を修了し、同年医学博士の学位を授与された。英ケンブリッジ大学博士後研究員、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター チームリーダーを経て、平成21年に京都大学大学院医学研究科教授に就任し、機能微細形態学講座を担当されている。

「ナイスステップな研究者」には、科学技術・学術政策研究所の調査研究活動や専門家ネットワークへの調査を通して明らかとなった研究者の業績について、特にその成果が顕著であり、科学技術の振興・普及に貢献している者が選ばれる。

同教授は「哺乳類における生殖細胞形成機構の解明とその試験管内再構成」によって上記に選ばれた。

 生殖細胞(精子及び卵子)は、多細胞生物を構成する細胞群の中で、その遺伝情報(ゲノム情報)及び後成遺伝学的情報(エピゲノム情報)を次世代に伝え、新しい個体を形成しうる唯一の細胞である。生命の根幹を支える生殖細胞の特性とそれを規定するメカニズムの解明・再構成は、生命科学研究における最も根源的かつ重要な課題の一つである。

 同教授は、マウスを用いて、精子や卵子の起源となる始原生殖細胞(Primordial Germ Cells: PGCs)の発生機構を研究し、PGC の形成に必須な転写因子としてBLIMP1 とPRDM14を同定し、その作用機構を解明した(図1 左)。また、PGC の発生過程に伴うエピゲノムリプログラミングの分子機構を提唱し、さらにPGC を誘導するサイトカインの作用機構を提唱した(図1 右)。図1

図1 左:BLIMP1 とPRDM14 による始原生殖細胞の形成機構。 図1 右:サイトカイン(BMP4 やWNT3 など)による胚体外胚 葉(黄緑)への始原生殖細胞(赤)誘導機構。

図2

 

 

これら知見に基づき、同教授は、ES 細胞やiPS 細胞などの多能性幹細胞から、培養ディッシュ上でサイトカインを用いて、胚体外胚葉(エピブラスト)様細胞、さらにはPGC 様細胞を誘導することに成功した。PGC 様細胞は精子や卵子さらには健常な産仔に貢献した(図2)。

 同教授は、エピブラスト様細胞に、3 種類の転写因子を発現させることにより、PGC 様細胞を誘導することに成功した。転写因子によって誘導されたPGC 様細胞も精子さらには健常な産仔に貢献した。

生殖細胞の発生機構を解明し、その知見に基づき生殖細胞の発生過程を培養ディッシュ上で再現した同教授の研究成果は、生殖細胞研究を特段に進展させた成果として高く評価されている。

今後は、マウスのみならず、ヒトを始めとした他の動物種でも同様のアプローチがなされ、不妊、遺伝病、生殖細胞の老化、生殖細胞癌などに対して、予防医療や治療法を開発するための知見をもたらすものと期待されている。

図2:サイトカインによるES 細胞/iPS 細胞からの
エピブラスト様細胞及びPGC 様細胞の誘導と精子、卵子、産仔の産生。

 

斎藤通紀教授が日本学術振興会賞を受賞しました。

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斎藤通紀教授は、平成7年京都大学医学部を卒業、平成11年同大学大学院医学研究科博士課程を修了し、同年医学博士の学位を授与された。英ケンブリッジ大学博士後研究員、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター チームリーダーを経て、平成21年に京都大学大学院医学研究科教授に就任し、機能微細形態学講座を担当されている。

日本学術振興会賞は、将来の学術研究のリーダーとして活躍することが期待される、創造性に富み優れた 研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、 研究の発展を支援することを目的として贈られる。

同教授の受賞テーマは「マウス生殖細胞の発生機構の解明とその試験管内再構成」である。 卵子と精子の受精により形成される受精卵の複雑でかつ精密に制御された増殖と分化の過程により一つの個体が発生する。すなわち生殖細胞は受精によりあらゆる組織・臓器に分化し、形態形成する全能性を獲得する細胞である。 同教授は、マウスを用いて、生殖細胞の起源となる始原生殖細胞の形成に必須な遺伝子を明らかにし、また、始原生殖細胞が発生する過程で、エピゲノム修飾と呼ばれる様々なDNA/ヒストン修飾現象の大規模な再構成が行われることを証明した。この研究成果に基づいて、マウスES細胞およびiPS細胞を胚体外胚葉様細胞に誘導し、次にこの胚体外胚葉様細胞から始原生殖細胞様細胞を誘導することに成功した。さらにこれらの細胞が精子あるいは卵子に分化し、いずれも体外受精により健常なマウスの子どもになる能力を有することを証明した。 同教授の研究は生殖という精緻な生命現象の理解と、不妊の病因解明や治療にも大きな貢献をすると期待されるものである。

授賞式は平成26年2月10日(月)に日本学士院にて行われる予定。