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メンバー
拠点リーダー
成宮 周 (拠点リーダー)
薬理学、生化学 / 医学博士
【研究概要】

プロスタノイド受容体の研究

プロスタグランジンやトロンボキサンなどのプロスタノイドは、発熱、炎症、痛みなどの病的症状の発現に働く脂肪酸由来の生理活性物質である。これらの物質の作用は、一つのGPCRサブファミリーの属する8種の受容体で伝達されている。我々は、これら受容体をスクリーニングし、各々を欠損したマウスを作出した。また、製薬会社と共同でそれぞれの受容体に選択的な薬物を開発した。本研究では、これらを用いて、各々のプロスタノイドと各々の受容体が各種の生理と病態でどのように働くかを解析している。現在の研究の焦点は、これらの免疫・アレルギーでの働きと脳神経系での昨日にある。

低分子量G蛋白質Rhoとエフェクターのシグナル伝達と生理機能の研究

低分子量G蛋白質Rhoは、刺激に応じて活性化され、アクチン細胞骨格の再編成と微小管の局所安定化をおこして、細胞形態、細胞運動を制御している細胞内スイッチである。我々は、この作用を発現しているROCKやmDiaなどのエフェクター分子を単離し、Rhoより細胞骨格への基本経路を同定してきた。本研究では、これらが、様々な細胞過程でどのように働いて機能の遂行にあたっているか、その異常がどのように病気・病態に関係するかを、培養細胞とともに各々のエフェクターを欠損したKOマウスを用いて解析している。焦点は、がん化と神経系である。
免疫・アレルギー研究領域
三森 経世 (領域リーダー)
免疫・膠原病内科学 / 医学博士
【研究概要】

自己免疫疾患(膠原病・リウマチ性疾患)の発症機序、新たな診断および治療の開発に関する研究

長田 重一 (拠点サブリーダー)
分子生物学 / 理学博士
【研究概要】
動物の発生段階では多くの細胞がアポトーシスで死滅する。死滅した細胞は貪食細胞により貪食・分解される。アポトーシスが異常に活性化されると、臓器破壊をもたらし、機能しなくなると臓器の腫大化・癌化をひきおこす。また、死細胞が速やかに生体から排除・分解されなければ自己免疫疾患を引き起こす。私達はアポトーシスを生化学的、分子生物学的に解析し、その分子機構・生理作用を明らかにすることを目指している。
免疫学 / 医学博士
【研究概要】

免疫寛容の基礎的研究

正常な免疫系は、非自己抗原に対して免疫応答を示すが、正常自己構成成分に対しては応答しない。このような免疫自己寛容の基礎的メカニズムとして、制御性T細胞による自己反応性T細胞の抑制的制御が重要である。その機能異常は自己免疫病の原因となる。転写因子Foxp3は、制御性T細胞の発生・分化のマスター制御分子である。本年度、Foxp3による転写制御機構について解析を進めた。その結果、Foxp3は、別の転写因子AML1/Runx1と結合し、制御性T細胞におけるIL-2産生抑制、および制御能の発揮に働くことを見出した。さらに、制御性T細胞が構成的に発現するCTLA-4分子が、制御性T細胞の抑制機能に必須であることを制御性T細胞特異的条件的遺伝子欠損マウスを作製して証明した。

自己免疫、腫瘍免疫、移植免疫の基礎的研究

内在性制御性T細胞の増殖あるいは機能強化を図り、自己免疫病の予防・治療、移植臓器の拒絶反応の抑制、免疫寛容の導入が可能である。制御性T細胞に特異的に発現する機能分子を探索し、そのような細胞表面分子に対する単クローン抗体の作製を試みた。その結果、4型葉酸受容体 (FR4) が制御性T細胞特異的に高発現することを見出した。FR4に対する単クローン抗体を作製し解析を進めた結果、FR4の発現強度によって、制御性T細胞と他の活性化T細胞を区別可能であるとの結果を得た。実際この抗体の生体内投与により、制御性T細胞の減少を図れば進行癌に対して有効な腫瘍免疫を惹起できた。また、FR4陽性制御性T細胞を精製すれば移植片の拒絶を抑制することが可能であった。

新しい動物モデルを用いた慢性関節リウマチ(リウマチ様関節炎)の原因・発症機構の研究

免疫病理学的にヒトのリウマチ様関節炎と酷似する慢性関節炎を自然発症するマウスモデル(SKGマウス)を確立し、その原因・発症機構を解析している。この関節炎は、正常関節抗原を認識・攻撃するT細胞による自己免疫性関節炎である。この関節炎発症にサイトカインIL-17が必須である。本年度、IL-17を産生するTh17細胞は、ケモカインレセプターCCR6を発現し、そのリガンドであるCCL20によって、Th17細胞は関節炎局所に動員されること、抗CCR6抗体投与によって動員を阻害すれば関節炎の発症抑制が可能であることを見出した。さらに、ヒトの関節リウマチにおいても、Th17細胞はCCR6を高発現すること、関節リウマチの関節液には、IL-17とCCL20の濃度に強い相関があることを見出した。
免疫細胞生物学 / 医学博士
【研究概要】

リンパ球とリンパ組織の発生と分化

白血病化の分子機構

腫瘍免疫の機構

消化器内科学 / 医学博士
【研究概要】

消化器発癌の研究

炎症性腸疾患の研究

H.pylori感染の分子生物学的解析

消化管免疫

肝炎ウィルスと肝移植研究

消化器臓器の再生

消化器癌の内視鏡治療と集学的医療の研究

※( )内は所属

【 特定研究員 】

相田 将俊
(2008.12 採用)
( 免疫ゲノム医学 )
 
坂田 大治
(2008.12 採用)
(2010.04.30 助教に昇任のため退職)
( 神経・細胞薬理学 )
 
宮西 正憲
(2009.04 採用)
(2011.02.28 助教に昇任のため退職)
( 医化学 )
 
酒井 俊祐
(2011.04 採用)
(2012.08.31 留学のため退職)
( 微生物感染症学 )
 
茂谷 康
(2011.04 採用)
( 医化学 )
 
Stanlie, Andre
(2012.11 採用)
( 免疫ゲノム医学 )
 
Saravanamuthu, Gunalini
(2012.11 採用)
( 疾患ゲノム疫学 )
 

【 研究員 】

    -

【 リサーチ・アシスタント 】

Moniaga, Catharina ( 皮膚科学 )
 
中辻 正人 ( 消化器内科学 )
 
黒木 暁彦 ( 免疫細胞生物学 )
 
Sabouri, Somayeh ( 免疫ゲノム医学 )
 
金村 優香 ( ウ)附属ヒトレトロウイルス研究施設・ウイルス病態研究領域 )
 
我妻 慶祐 ( ウ)生体応答学・生体防御研究分野 )
 
鈴木 孝征 ( 医化学 )
 
瀬藤 和也 ( 疾患ゲノム疫学 )
 
大崎 一直 ( 再)生体機能学・生体機能調節学分野 )
 
佐藤 郷介 ( 免疫細胞生物学 )
 
渡部 祐司 ( ウイルス病態学 )
 
胡 文君 ( 免疫ゲノム医学 )
 
塩川 雅広 ( 消化器内科学 )
 
今井 貴彦 ( 免疫細胞生物学 )
 
佐藤 貴之 ( 血液・腫瘍内科 )
 
崔 广為 ( ウ)生体防御研究分野 )
 
梁 冰霏 ( ウ)生体防御研究分野 )
 
がん研究領域
野田 亮 (領域リーダー)
分子腫瘍学 / 医学博士
【研究概要】
活性化RAS遺伝子で悪性転換したマウス線維芽細胞に扁平復帰を誘導する遺伝子の単離、解析を通して、がん化の分子機構に洞察を加えようとしている。特に、この方法によって発見された膜アンカー型プロテアーゼ制御因子RECKは、哺乳類の発生に必須であり、多くの固形がんで発現低下している、強制発現により血管新生、浸潤、転移を抑制する、など興味深い性質を持つため、様々な角度からその機能解明を進めている。
遺伝薬理学、分子腫瘍学 / 医学博士
【研究概要】

マウスモデルを用いた消化器癌の研究

病理学 / 医学博士
【研究概要】
細胞は数万の蛋白を始めとする多くの部品(分子)からなるマイクロマシンである。21世紀の医学・生物学の最大のゴールの一つは、この部品の設計図をもとに細胞を、そして最終的には細胞から構成される生物をも、コンピューター上の仮想空間(インシリコ)で再構築することにあるといえる。担当者らは、細胞のがん化に関わる分子群を生きた細胞でイメージングする技術を開発し、FRET蛍光顕微鏡法、二光子レーザー顕微鏡法を駆使して、がん細胞のシステム的理解を進める。そして、これらの成果を、“がん”という細胞増殖制御システムの破綻がもたらす病気の効果的治療法の開発へ繋げていく。
放射線生物学 / 医学博士
【研究概要】
我々は、系統的な遺伝子破壊実験による遺伝子の機能解析を、武田が開発したニワトリBリンパ細胞株(DT40)というユニークな実験系に応用して、染色体の維持・継承機構およびその破綻による発がん機構を解析する。DT40を使った研究のニーズは高く、海外の研究室からの共同研究のオファーに対応して、常時、院生を海外に派遣している。我々の最終目標は、発がん機構の理解に基づいた合理的な治療方法の開発である。
放射線腫瘍学 / 医学博士
【研究概要】
がんの選択的な損傷を生じさせる生物学的あるいは物理学的なアプローチの開発を行っている。前者には、腫瘍内低酸素環境を標的としたターゲッティング、分子標的治療薬と放射線の併用、後者には動きに対応できる四次元放射線治療機器の開発、定位放射線治療、強度変調放射線治療などの高精度放射線治療の臨床応用が挙げられる。また、イメージング技術の治療への展開を図っている。
※( )内は所属

【 特定研究員 】

北山 仁志
(2008.12 採用)
(2010.11.30 助教に昇任のため退職)
( 分子腫瘍学 )
 
Elfenbein, Arye
(2008.12 採用)
(2009.02.28 転出)
( 病態生物医学 )
 
藤下 晃章
(2008.12 採用)
(2011.03.31 転出)
( 遺伝薬理学 )
 
森本 裕子
(2009.07 採用)
(2011.03.31 転出)
( 分子遺伝学 )
 
柿崎 文彦
(2011.04 採用)
( 遺伝薬理学 )
 
山本 真子
(2012.07 採用)
( 分子腫瘍学 )
 

【 研究員 】

菅田 謙治 ( ウ)附属ヒトレトロウイルス研究施設・ウイルス制御研究領域 )
 
Alabo, Muthana ( 放射線遺伝学 )
 
山口 幸代 ( 分子腫瘍学 )
 
劉 宇 ( 分子病診療学 )
 

【 リサーチ・アシスタント 】

板谷 喜朗 ( 遺伝薬理学 )
 
植木 奈美 ( 放射線腫瘍学・画像応用治療学 )
 
松本 純明 ( 乳腺外科学 )
 
三浦 未知 ( ウ)附属ヒトレトロウイルス研究施設・ウイルス制御研究領域 )
 
小林 正嗣 ( 呼吸器外科学 )
 
石川 征司 ( 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 )
 
Supper, Emmanuelle ( 免疫細胞生物学 )
 
田村 彰広 ( 輸血細胞治療部 )
 
中嶋 正和 ( 泌尿器科学 )
 
小川 秀一郎 ( 分子腫瘍学 )
 
多田 浩平 ( 血液・腫瘍内科学 )
 
水野 礼 ( 消化管外科学 )
 
圡井 恵子 ( 免疫細胞生物学 )
 
柴崎 昇 ( 泌尿器科学 )
 
惠莊 裕嗣 ( 消化器内科学 )
 
藤本 正数 ( 病理診断学 )
 
瀬戸山 健 ( 消化器内科学 )
 
彭 瑾 ( 婦人科学産科学 )
 
施 恭平 ( 分子腫瘍学 )
 
坂本 宗一郎 ( 血液・腫瘍内科 )
 
小林 俊介 ( 放射線遺伝学 )
 
Hisham, Abou-Taleb ( 婦人科学産科学 )
 
喜夛村 次郎 ( 呼吸器外科学 )
 
Budiman, Kharma ( 婦人科学産科学 )
 
老化・生活習慣病領域
稲垣 暢也 (領域リーダー)
内科学、糖尿病・代謝学 / 医学博士
【研究概要】

インスリン分泌の分子機構

糖・脂質代謝のホメオスタシスとその破綻のメカニズム

糖尿病発症の分子機構の解明と新たな治療法の開発

インクレチンの分泌・作用に関する研究

膵島イメージング法の開発

肝臓の代謝調節機構の解明

病態栄養学に関する研究

糖尿病患者の臨床研究

膜輸送の分子基盤に関する研究

鍋島 陽一(平成22年3月31日退官)
分子生物学・分子病態学 / 医学博士
【研究概要】

恒常性制御機構に於けるα-Klotho、β-Klothoの分子機能の解明

多彩な加齢に伴う症状を呈するモデルマウスを見いだし、原因遺伝子α-Klothoを同定した。ついで、そのホモログβ-Klothoを同定し、ノックアウトマウスを作製した。α-Klotho、β-Klothoはそれぞれ、電解質恒常性、コレステロール/胆汁酸代謝を統合する重要な役割を担っている。恒常性の維持は動物個体の健康の維持にとって不可欠であり、その異常は多彩な疾患の病態に関わっていることから、2つのKlotho分子の機能解明とその臨床応用に向けた研究を展開中である。
内分泌・代謝内科学 / 医学博士
【研究概要】
特定の内分泌代謝臓器があるのではなく、全身の臓器が内分泌代謝機能を有することが明らかになってきている。内科学講座内分泌代謝内科分野(臨床病態医科学)は、このような最新の内分泌代謝学の進歩を基盤として、内分泌代謝機能の破綻によって生ずる内分泌代謝疾患、特に代表的な生活習慣病である肥満症、糖尿病、高血圧症、高脂血症が重積して発症し、動脈硬化を促進するメタボリック症候群の成因の解明とその合併症を含めた新規治療法の開発を目標とした Translational Research(展開研究)を実践している。
北 徹(平成20年9月30日退官)
循環器内科学 / 医学博士
【研究概要】
「老化・生活習慣病」のなかでも、もっとも重要な位置を占める循環器系疾患(心臓病、血管病)を研究対象としています。基礎研究グループと臨床研究グループに分かれて、互いの情報交換を図りながら、Translational Researchの立ち上げ、臨床研究の充実・エビデンス作りを中心に、研究成果が一般臨床現場で使用されるようなレベルを目指して、循環器臨床および研究推進に取り組んでいます。他科および実地医家との連絡を密に高度の医療水準を維持しながら、先進医療を導入し医療の向上と地域医療への貢献に努力を重ねています。
横出 正之(平成21年4月1日加入)
内科系 / 医学博士
【研究概要】
ヒトの主要死因である虚血性心疾患、脳血管障害の基盤病態である粥状動脈硬化を炎症類似の生命反応と捉えることで、リポ蛋白の酸化変性、マクロファージなどの血球細胞の関わりを明らかにするとともに、脂質異常症、メタボリックシンドロームの病態解明ならびに新規治療の開発に関わってきている。また動脈硬化リスクに対する介入による臨床研究の展開と、これらの新規医療を展開するためのシステム構築の体系化にも取り組んでいる。
柳田 素子(平成24年4月2日加入)
腎臓内科学 / 医学博士
【研究概要】

慢性腎臓病の進展のメカニズム解析

線維化と腎性貧血のメカニズムの解析

腎臓病の素因メカニズムの解析

※( )内は所属

【 特定研究員 】

丸山 雄史
(2008.12 採用)
(2010.07.31 転出)
( 加齢医学 )
 
野口 倫生
(2008.12 採用)
(2011.03.31 転出)
( 内分泌・代謝内科 )
 
堀江 貴裕
(2009.04. 採用)
(2010.06.30 助教に昇任のため退職)
( 循環器内科 )
 
浅田 秀基
(2011.04 採用)
( 分子細胞情報学 )
 
福島 徹
(2011.04 採用)
( 糖尿病・栄養内科学 )
 
刘 万洋
(2012.10 採用)
( 環境衛生学 )
 

【 研究員 】

内藤 雅喜 ( 内分泌・代謝内科学 )
 
片岡 祥子 ( 内分泌代謝内科 )
 
小原 章央 ( 糖尿病・栄養内科 )
 

【 リサーチ・アシスタント 】

高瀬 昌幸 ( 腎臓内科学 )
 
八尾 祉顕 ( 薬剤部 )
 
近藤 恭士 ( 糖尿病・栄養内科学 )
 
Ellabban, Abdallah ( 眼科学 )
 
奈良原 舞子 ( 統計遺伝学 )
 
酒井 建 ( 内分泌・代謝内科学 )
 
小倉 かさね ( 糖尿病・栄養内科学 )
 
今中 美栄 ( 予防医療学 )
 
佐々木 典子 ( 医療経済学 )
 
坂本 亮 ( 画像診断学・核医学 )
 
近藤 八重子 ( 糖尿病・栄養内科学 )
 
鈴木 和代 ( 糖尿病・栄養内科 )
 
厳 俊霞 ( 環境衛生学 )
 
脳・神経科学領域
高橋 良輔 (領域リーダー)
臨床神経学 / 医学博士
【研究概要】
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とパーキンソン病(PD)は高齢者に頻度の高い代表的な神経変性疾患です。私たちはこの2疾患の革新的治療法開発をめざして、病態の分子メカニズム解明に取り組んでいます。特に家族性ALS、家族性PDは頻度は少ないものの、神経変性メカニズムに貴重な手がかりをあたえてくれるため、これら遺伝性疾患に焦点を当てて研究を進めています。さらに教室ではアルツハイマー病、てんかん、脳血管性認知症の病態と治療に関する研究も推進しています。
神経生理学 / 医学博士
【研究概要】
神経生物学教室では、聴覚を中心に脳の働きを神経細胞の働きとして理解する事を目指して研究しています。聴覚では両耳間での時間差あるいは音圧差そして音のスペクトルなどは音源定位の重要な要素です。特に両耳間時間差としては10μ秒程度の差分まで正確に分析し音源定位に役立てる機構があります。さらに音圧および時間差情報を相互に利用して微細な両耳間差分情報の解析に活かす神経機構を我々は動物個体および脳切片標本を用いた研究により明らかにしました。
認知行動脳科学 / 医学博士
【研究概要】
脳のシステムとしての働きの解明を目指し、1) 視覚刺激によって起こる眼球運動に注目して、眼球運動課題を実行している動物の脳の様々な部位から神経活動を記録し、運動制御のために脳がどのように働いているのかを調べています。2) 注意を制御する神経機構に注目して、視覚探索課題を遂行しているサルの脳からニューロン活動を記録することによって、感覚情報から目標情報への変換過程における階層性と統合過程を調べています。
脳形態学 / 医学博士
【研究概要】
中枢神経系のニューロンネットワーク (神経回路網)、特に大脳皮質を中心とするネットワークは、認知・思考・感情・意識などといった高次脳機能を実現している。しかし、それらの高次機能を可能にしている神経情報処理、そしてその作動原理は未だに明らかにされていない。その主たる理由は、中枢神経系の作動原理を理解する際に最も重要である局所神経回路網についての知識が未だに欠落していることにある。そこで、大脳皮質等の重要部位の局所回路を明らかにするために、ウィルストレーサー・トランスジェニック動物などの遺伝子工学技術を従来の組織学的手法と組み合わせて、ネットワークデザインの形態学的解析を試みる。
脳機能イメージング / 医学博士
【研究概要】

非侵襲的脳機能研究

※( )内は所属

【 特定研究員 】

田中 琢真
(2009.04 採用)
(2010.11.30 転出)
( 高次脳形態学 )
 
稲場 直子
(2009.04 採用 - 2009.10.31 転出)
(2012.10 採用)
( 認知行動脳科学 )
 
藤田 祐之
(2009.04 採用)
(2011.03.31 転出)
( 臨床神経学 )
 
大石 直也
(2010.04 採用)
( 高次脳機能総合研究センター )
 
出口 雄一
(2010.05 採用)
(2012.03.31 学振特別研究員採用のため退職)
( 神経・細胞薬理学 )
 
倉本 恵梨子
(2011.04 採用)
(2012.03.31 特定助教に昇任のため退職)
( 高次脳形態学 )
 
村上 学
(2011.04 採用)
( 臨床神経学 )
 
笠原 洋紀
(2012.10 採用)
( 生体情報科学 )
 

【 研究員 】

岡本 慎一郎 ( 高次脳形態学 )
 

【 リサーチ・アシスタント 】

西田 知史 ( 認知行動脳科学 )
 
久保田 学 ( 精神医学 )
 
柴田 憲一 ( 高次脳形態学 )
 
佐俣 文平 ( 再)再生医学応用・生体修復応用分野 )
 
濱中 耕平 ( 臨床神経学(神経内科) )
 
三宅 正裕 ( 眼科学 )
 
豊田 洋輔 ( 神経・細胞薬理学 )
 
平井 大地 ( 高次脳形態学 )
 
芦塚 あおい ( 脳機能総合研究センター )
 
杉田 祐子 ( 認知行動脳科学 )
 
孫 在隣 ( 高次脳形態学 )
 
文室 知之 ( 臨床神経学 )
 
再生医学・医療領域
山中 伸弥 (領域リーダー)
幹細胞生物学 / 医学博士
【研究概要】
我々は真に再生医療に応用できる多能性細胞の樹立を目指し、Oct3/4, Sox2, Klf4およびc-Mycという4種類の転写因子を線維芽細胞にレトロウイルスを用いて強制発現させることにより、ES細胞に類似した多能性幹細胞を作製することに成功し、この細胞を人工多能性幹細胞 (iPS細胞) と名付けた。誘導法や選択方法の改良により、ES細胞と遜色ないより質の高いiPS細胞を作ることができた。また、効率は低いものの、癌遺伝子であるc-Mycを用いずにiPS細胞を誘導できることも示した。さらに、ヒト線維芽細胞からも同様の4または3遺伝子を用いることで、ヒトES細胞に類似したiPS細胞を作製することができた。レトロウイルスの使用によるホスト細胞ゲノムへのウイルス由来遺伝子の挿入が臨床応用への壁となっていたが、我々はプラスミドによる4遺伝子の導入によりマウスiPS細胞を樹立することに成功し、この問題への解決策を見いだした。将来的にiPS細胞はオーダーメイド医療の実現に向けた強力なツールになると考えられる。
生殖生物学 / 医学博士
【研究概要】

精子幹細胞を利用した個体の遺伝子改変

精子幹細胞の自己複製機構の解明

整形外科学 / 医学博士
【研究概要】
本研究分野は間葉系組織の再生修復過程の理解とその治療への応用を目標としている。組織再生において重要な因子である細胞増殖及び分化形質発現の分子機構を、間葉系組織由来の悪性腫瘍に対する研究を起点として解析することを特色としている。現在間葉系幹細胞に関して、その増殖及び分化制御機構の解明、癌化機構の解析とその監視機構の開発、更に骨壊死病変への治療応用を臨床試験として展開している。
発生・プロテオリシス / 医学博士
【研究概要】
器官形成には、様々の細胞間シグナル分子や接着因子が関与する。これらの機能は、遺伝子の転写レベルのみならず様々の転写後制御機構により時間的・空間的なチューニングを受けている。我々は、骨格筋形成を中心にそのような細胞間シグナリング・接着とその制御、および骨格筋を形作る融合機構の解明を目指している。現在はプロテアーゼ制御、特にADAMファミリーと呼ばれる膜型プロテアーゼファミリーの役割に注目している。ADAMプロテアーゼは、膜型シグナル分子・レセプター・接着因子などの細胞外ドメイン切断を介して、それらの機能制御の鍵を握る。これまでに、同定したメルトリンα(ADAM12)、β(ADAM19)について、それらの欠損マウスを作成して発生過程や成体における役割を調べ、1) メルトリンαが筋形成のみならず脂肪組織形成・肥満に関わり前駆細胞の増殖や分化を制御すること、2) メルトリンβは心臓形成や神経筋シナプスの形成に関わることなどを見出してきた。現在これらプロテアーゼの生理的基質の同定や切断制御機構を追求するとともに、ADAMファミリーの新たな役割・機能の解明に挑戦している。筋形成に関与する新たな分子機構の解明にも取り組んでいる。
生体組織工学 / 工・医・薬学博士
【研究概要】
生体吸収性材料からなる細胞の増殖分化を促す足場および生体シグナル因子のドラッグデリバリーシステム(DDS)材料・技術の研究開発を行っている。それを基礎生物医学および再生医療に応用展開する。
血液学、細胞治療 / 医学博士
【研究概要】
細胞治療、再生治療やがん分子標的治療の開発を目指した基礎研究を行っている。先端的細胞治療や再生治療の開発に必要な、品質の保証された治療用ヒト細胞を臨床サイドに供給するための細胞プロセシングを行う目的で、分子細胞治療センター(Center for Cell and Molecular Therapy:CCMT)を開設し、医学研究科・附属病院や再生医科学研究所の各部門と協力し、あたらしい細胞治療や再生治療の開発を目指している。さらに慢性骨髄性白血病に対する新規チロシンキナーゼ阻害剤やsiRNAによるがん治療法などの新規分子標的治療法の開発、γδT細胞による免疫治療の開発等など、先端的治療法開発に向けたトランスレーショナル・リサーチを推進させている。
※( )内は所属

【 特定研究員 】

中川 俊徳
(2008.12 採用)
( 再)生体システム制御学 )
 
飯田 敦夫
(2008.12 採用)
(2011.03.31 転出)
( 再)再生増殖制御学 )
 
小原 洋志
(2009.04 採用)
(2011.03.31 転出)
( 再)生体材料学 )
 
佐藤 貴彦
(2011.04 採用)
( iPS細胞研究所 )
 
山水 康平
(2011.04 採用)
(2012.04.30 留学のため退職)
( 再)幹細胞分化制御研究領域 )
 
金 永輝
(2011.04 採用)
( 再)組織再生応用 )
 

【 研究員 】

野田 和男 ( 形成外科学 )
 
酒井 大史 ( 再)再生増殖制御学 )
 

【 リサーチ・アシスタント 】

鍵和田 沙紋 ( 機能微細形態学 )
 
太田 諒 ( iPS)臨床応用研究部門 )
 
玉置 さくら ( 再)再生医学応用・組織再生応用分野 )
 
杉山 逸未 ( iPS)初期化機構研究部門 )
 
平向 洋介 ( 再)再生統御学・再生増殖制御学分野 )
 
Liu, Ya  ( 再)再生統御学・発生分化研究分野 )
 
形部 小百合 ( 医化学 )
 
磯部 武久 ( 再)再生統御学・発生分化研究分野 )
 
大角 明宏 ( 呼吸器外科学 )
 
三谷 忠宏 ( 機能微細形態学 )
 
前川 直也 ( 臨床応用研究部門 )
 
望月 綾子 ( 発生分化研究 )
 
河井 利之 ( 整形外科学 )
 
荒井 宏行 ( 再)再生増殖制御学 )
 
構造生物学・インターフェイス
構造生物学 / 農学博士
【研究概要】
ヒトゲノム情報が明らかになるにつれ、それを活用した、より合理的なかつ副作用の少ない医薬及び医療の開発が、医学、創薬研究における大きな課題となっている。この目標を達成する上での、一つの大きな課題が、薬剤のターゲットである蛋白質の構造解析である。現在市販されている医薬の5割以上が、細胞膜中に存在する膜蛋白質をターゲットしていることが知られている。しかしながら、ほ乳類由来の膜蛋白質の構造は10種類以下しか知られていない。本研究室では、医学・薬学に重要な受容体及び輸送体膜蛋白を中心にその構造解析技術を確立し、構造機能研究を行うことを目指している。
バイオインフォマティクス・インターフェイス
ゲノム疫学 / 医学博士
【研究概要】
ヒトゲノム計画の成果により、一塩基多型(SNP)のゲノムワイド関連解析(GWAS)を用いたヒトの複合遺伝性疾患の遺伝因子の同定が盛んに行われている。しかしながら解析には詳細な臨床情報をともなう多数の検体(1,000人規模)と高出力のタイピング設備に加え、最先端の統計遺伝学的手法の適用が必須である。当センターでは、フランス、タイをはじめとする国際共同研究により、疾患感受性遺伝子の比較解析を通した人種的偏差を加味した疾患別多型データベース構築を試みている。さらにSNPと臨床情報を統合したデータベースの統計解析を行い、SNPに基づく遺伝学が治療に直結した次世代の臨床遺伝学として有効であることを実証し、疾患の分子レベルでの予知、診断および、将来の個人に合った治療や予後の予測(テーラーメイド医療)のための情報の基盤を確立する。